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38話 ページ42

「ずっとさ、思ってたんだ。Aちゃんは学生時代の俺にそっくりだって。」


スタッフさんや友達みんなに挨拶をし、会場を後にした帰り道、モトキくんと二人で歩いていると彼が不意に零した。


「他人への頼り方を知らなくて、1人で抱え込んで、潰れてく。

ほんと、人生下手くそだなって。」


言いながらモトキくんは吹き出す。

今までモトキくんがこんなにも私を理解してくれた理由がやっとわかった。


「なにそれひどい!確かに私も世渡り上手だとはおもってないけどさ!!」


それにしても人生下手くそとはひどい言い様だ。

「あははっ
でも、そんなAちゃんは俺が守りますよー」


そう言ってモトキくんは私の頭に手を乗せてポンポンと軽く叩く。


「…そーゆーの、よくない。」


きっといま私は耳まで真っ赤になっているのだろう。

…唐突なのは、心臓に悪いです。


そんな私を見て隣の彼はさらに笑い出す。

あぁ、もうほんとにずるい。




「"どこまでも続く長い綺麗な虹を"」


仕返しに、と彼の所属する軍団の曲のワンフレーズを口ずさむ。


驚いているモトキくんにVサインを作りながら笑いかける。




「絵空事ツアー最終公演、幻のアンコール、だよ。」









この世の中をゲームに例えるなら、私の人生はなかなかにハードモードだと思う。


選択肢は2つじゃないし、コマンドなんてないし、初期装備すら存在しない。




おまけにプレイヤーが下手すぎる。



今まで何度も選択を間違ってきた。

どこかで、別の選択肢を選んでいたら、天月くんと結ばれる未来もあったかもしれない。

どこかで、レベル上げを怠っていたら、私は『るりまっちゃ。』ですらなかったかもしれない。




もしも、今の私が最初から人生の難易度を選べるとしたら間違いなく、私は…









そうじゃなきゃ、君と笑っていられないから。







▽難易度を選択してください

▶HARD
▷NORMAL
▷EASY

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設定キーワード:Fischer's , モトキ , フィッシャーズ   
作品ジャンル:恋愛
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Yuki(プロフ) - 一気読みてしまいました…笑素晴らしいお話でした!!!天月くん視点の話も見てみたいです! (9月25日 20時) (レス) id: 4a658d8cff (このIDを非表示/違反報告)
ここぐみ - 付き合ってからの二人が気になる! (9月6日 19時) (レス) id: 08670c7dca (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 付き合ってからの2人、気になります!お時間があれば、ぜひ作ってください(´∀`)次回作も楽しみにしてます(*^^*) (9月3日 21時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
アルト - はじめまして、初コメント失礼致します。來様の語彙力や文章力、表現力とても尊敬します。今後の展開がとても気になります。更新楽しみにしておりますので、お体に気を付けて頑張ってください。 (8月28日 22時) (レス) id: 1aed7dfe1b (このIDを非表示/違反報告)
www - うーーーーーーたーのしみーーーーーー!!! (8月28日 16時) (レス) id: bb2f701b11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:來(らい) | 作成日時:2019年8月13日 2時

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