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9話 ページ11

《モトキside》



ついにAちゃんとの打ち合わせ(仮)の日を迎えた。


以前別の歌い手さんたちとコラボすることになった時もかなり渋られたのを覚えている。


なんとなく察しはついているが、それでも緊張はするものだ。


今日のメンバーは、シルク、ぺけ、ンダホ、俺の4人。

本当はこの前いなかったダーマやザカオも来て欲しかったが、予定が合わないため、このメンバーで落ち着いた。





「お待たせしました!遅くなり申し訳ないです…!」





急いで来たのだろうか、少し息切れしながらAちゃんがお店へと入ってきた。



「大丈夫ですよ!俺らも今来たばっかなんで。

あ、そうだ。るりさん、こいつとは初対面ですよね?」


Aちゃんの呼吸を整えながら、シルクが彼女を誘導し、ンダホの紹介をする。


「わあああっ!ンダホさんですよね!?初めまして、『るりまっちゃ。』です。」


「こちらこそ初めまして!Fischer'sのンダホです。」


そう言って2人はお互いに会釈をし合う。



ここでふと、Aちゃんのビッグニュースを思い出す。



「そうだ、Aちゃん、アルバム発売と全国ツアー決定おめでとう!」


「ええええありがとう!まさかモトキくんにまで祝ってもらえるなんて!」


そう言ってはにかむ彼女の様子に、少しだけ違和感を覚えた。

…なんか、元気ない?



「それはおめでとうございます!

…ってモトキ、いつの間にるりさんとそんななかよくなってんだよ!Aちゃん…って呼んでた??」



俺らの会話を聞いてたらしいシルクがすかさず俺にツッコミを入れる。


「あ、それ、私の本名です!モトキくん以外には名乗っていませんでした!

私の本名、天羽 Aって言うんです。」



「なるほど。モトキだけ抜け駆けはよくないな〜」




茶化すようにぺけたんも乗ってくる。

あーあ。せっかく俺だけが知ってたAちゃんの名前。




「よければ皆さん、タメでいいですよ!」



俺の唯一、他のメンバーに対して優越感に浸れるポイント失ったわ…


なんてしょうもないことで少しだけ落ち込んでいる俺のことなんてつゆ知らず、リーダーであるシルクが話を進める。


「じゃあ、本題のコラボの件なんだけど…」

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設定タグ:Fischer's , モトキ , フィッシャーズ   
作品ジャンル:恋愛
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もきたん - 星の数が足りない〜ポチポチポチポチ (2020年9月13日 10時) (レス) id: 0ceb3868db (このIDを非表示/違反報告)
ゆきだるま(プロフ) - LINEのところの吹き出しってどうやりますか?私も登校しているのですが、やり方が分からなくて…教えてください!この作品大好きです! (2019年10月25日 20時) (レス) id: bda2441edd (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - 一気読みてしまいました…笑素晴らしいお話でした!!!天月くん視点の話も見てみたいです! (2019年9月25日 20時) (レス) id: 4a658d8cff (このIDを非表示/違反報告)
ここぐみ - 付き合ってからの二人が気になる! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 08670c7dca (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 付き合ってからの2人、気になります!お時間があれば、ぜひ作ってください(´∀`)次回作も楽しみにしてます(*^^*) (2019年9月3日 21時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:來(らい) | 作成日時:2019年8月13日 2時

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