水が23L ページ23
＿＿＿ side
私が彼らと出会ったのは、雨が降って雷が鳴っていた日。
最近はやることも無くつまらなかった日々の中で珍しく、私の国に1隻の船が止まり、不思議に思って双眼鏡で覗いてみれば、そこには沢山のイケメンがいた。
その中には、女の子も3人いた。
私は、彼らを観察する事が日頃の日課になった。
従者に彼らの動向を探るよう向かわせることもあった。
「此方が、今日の様子でございます」
『なにこれ』
しかし、従者が報告として持ってくる彼らの写真にはいつも中心か端のどちらかに " 彼女 " がいた。
初めの内は興味が湧かなかった彼女にも、別の意味で湧いてくるようになった。
それと同時に、胸の奥で湧いてきた独占欲と怒りが込み上げてきた。
「ヒィッ」
感情が態度に出て、従者が持ってきた写真を机の上へバンッと叩きつければ 隣で怯えた声をあげられる。
奪ったこの国で出来ることももう無くなった。
つまらない。そんな日々に刺激をもたらしてくれそうな気がして、私は " それ " を手に取った。
＿＿＿＿＿＿
夕日のように真っ赤になった。
国中の至る所から、サイレンの音が聞こえる。
市民達はみんな生きようと必死にもがいて、少量の水をバケツに入れて消化作業を始めている。
そんな姿を見るのも楽しかった。
みんなが頑張ってる中、私は友達も家族も市民も全てを手放した。
「おまえ、ここの国のやつか？」
「大丈夫…？」
麦わら帽子の彼と、憎い彼女が私に手を差し出してくる。
さぁ、
「とりあえず、船へ」
「そうね、そうしましょう。チョッパー！怪我してないか見てあげて」
「おう！」
私を仲間に
これが、私の、新しい人生のスタート
これから私の楽しい楽しい日々が始まる
誰もが私の言うことを聞いてくれるような
誰もが私に一目惚れするような
そんな日々が、
来ると思っていたのに
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パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» その為、作中他の女性陣にもメロメロになっているシーンがありますのでこれといって特別恋愛感情がある訳でも描写している訳でもございませんが、今後の展開も含めてご自由にご解釈なさって頂ければなと思います。この度は、コメント有難う御座いました。 (6月11日 3時) (
レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» 傷が何かしらで開いてしまった際に対応できるように”治るまでは、船にいて”の意味合いがあります。また、サンジは夢主の事は仲間という認識です。恋愛意識は無いですが、他の女性陣同様キャッキャさせております。 (6月11日 3時) (レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» まず1つ目として、夢主は深い傷を背中におっています。傷もまだ治りきっておらず、海の中に潜り手を伸ばし力を入れるだけで傷が再度開いてしまう。というものを作中で表現させて頂いております。そのため、傷を負っている夢主から目を離さないように、 (6月11日 3時) (レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» 御意見御感想をお寄せ頂き誠に有難う御座います。本編の拙い文で理解ができない部分が多々ありましたようで、大変申し訳御座いません。此方のコメント欄にてお答えさせて頂きます。 (6月11日 3時) (レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
ときたま忍者になる大根(プロフ) - 夢主がみんなに嫌われていなかったというのはわかるんですが、それならなぜ外出させてくれなかったんでしょうか？あとサンジの夢主への態度がほかの女性とは違う気がするのですがこれはサンジが夢主のことを恋愛的な目で見ているからなど意味が含まれているのですか？ (6月10日 5時) (レス) id: 2086425a99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パチュリー | 作成日時：2022年9月26日 0時
