水が2L ページ2
島に到着してからというもの、皆の足取りが軽い中私は独り船番をしている。
とは言っても、実際は私が外に出ようとすれば 何故か"逃げる"と思われているらしく。睨みつけられてここに居ろと指示が出るからだ。
『海は広いな』
呑気に言葉を溢れさせれば、シーンとした空気に目を瞑る。
耳元では、波の音だけが私を救ってくれる。
居場所は、ここにあるよと言ってくれてる気がする。
『あーあ、一思いに私を今すぐ』
消してくれればいいのに＿＿＿
その言葉だけが、どうしても喉から上へ上がらない。
もうすぐそこまで来てるのに、どうしてか言葉に出せない。
なんでこんなに、苦しんでいるんだろうか。
「お前、また消えたいとか思ってるのか」
いないと思っていな小さな足音が近づいてきて、私に大きな言葉の槍を刺してくる。愛くるしい見た目とは反して、こちらを睨むチョッパー。
生に関して1番厄介な人に聞かれてしまった。
「生きたくても、生きられない人が世の中には沢山いるんだぞ……」
言葉が詰まる。
理解できないわけじゃない、寧ろ理解している方だ。
ただ、それを実行できないだけ。
ただ、それを＿＿＿＿＿＿＿
「おれは！おれは！Aにそんなことになって欲しくないんだ……！」
『…』
チョッパーは、私を名前で呼んでくれる。
目を見て、Aと呼んでくれる。
それにどれだけ救われることか、いっその事居ないフリでもしてくれればお互いにとってメリットしかないのに。
『チョッパーは、優しいね』
「おい！人の話聞いてるのか！？」
でもね、チョッパー。
私の居場所はもうここには無いの。
私とチョッパーの間に強い風が抜けていく＿＿＿
『ごめんね、チョッパー』
私は、分ってる。の一言すらも言えない弱虫だから。
そんな悲しい目をしないで、チョッパー。
いっそのこと、みんなが私を忘れてくれたらどれだけ良かったものか
いっそ、出会わなければ＿＿＿＿
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パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» その為、作中他の女性陣にもメロメロになっているシーンがありますのでこれといって特別恋愛感情がある訳でも描写している訳でもございませんが、今後の展開も含めてご自由にご解釈なさって頂ければなと思います。この度は、コメント有難う御座いました。 (6月11日 3時) (
レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» 傷が何かしらで開いてしまった際に対応できるように”治るまでは、船にいて”の意味合いがあります。また、サンジは夢主の事は仲間という認識です。恋愛意識は無いですが、他の女性陣同様キャッキャさせております。 (6月11日 3時) (レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» まず1つ目として、夢主は深い傷を背中におっています。傷もまだ治りきっておらず、海の中に潜り手を伸ばし力を入れるだけで傷が再度開いてしまう。というものを作中で表現させて頂いております。そのため、傷を負っている夢主から目を離さないように、 (6月11日 3時) (レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
パチュリー(プロフ) - ときたま忍者になる大根さん» 御意見御感想をお寄せ頂き誠に有難う御座います。本編の拙い文で理解ができない部分が多々ありましたようで、大変申し訳御座いません。此方のコメント欄にてお答えさせて頂きます。 (6月11日 3時) (レス) id: 319e9235c5 (このIDを非表示/違反報告)
ときたま忍者になる大根(プロフ) - 夢主がみんなに嫌われていなかったというのはわかるんですが、それならなぜ外出させてくれなかったんでしょうか？あとサンジの夢主への態度がほかの女性とは違う気がするのですがこれはサンジが夢主のことを恋愛的な目で見ているからなど意味が含まれているのですか？ (6月10日 5時) (レス) id: 2086425a99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パチュリー | 作成日時：2022年9月26日 0時
