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伊沢｢何でいきなり過呼吸になったのかって訊いても良い？｣
俺の呼吸が落ち着いた頃、伊沢さんがそう切り出した。
川上｢はい、もしかしたらこれからもあるかもしれないので｣
須貝｢ゆっくりで大丈夫だからな｣
俺は深呼吸をしてから話し始めた。
川上｢どこから話そうか迷いますけど……俺の母親は熱心な教育ママで、幼い頃からすごく厳しく躾られました｣
福良｢教育ママか｣
川上｢手が出るのなんて日常茶飯事。それはどんどんエスカレートしていき、俺が小学生になる頃には、100点以外は許さない、90点を切ろうものなら背中に煙草を押し付けられるようになりました｣
渡辺｢え、煙草！？｣
今でも背中にはその痕が残っている。
川上｢俺が小学3年生くらいになると、母は日常生活のイライラまで俺に当たるようになりました。叩く蹴るの他にも物を投げつけられたり、髪を引っ張られたり。本当に地獄でした｣
河村｢まじでただの虐待じゃん｣
山本｢流石にそれは……｣
ほんまに思い出したくない。
川上｢父のおらん時にだけされていたんで、父は知らない状態だったんですけど、ある日バレてしまって、俺が小学4年生の時に父は俺のことを想って離婚しました。勿論、親権は父です｣
伊沢｢そっか、そんなことが……｣
あの時は母と離れられる安堵が強かったんやけど、両親の関係を破綻させてしまったことに対する申し訳なさも少なからずあって、複雑やったな。
川上｢父が離婚してからも、数年間は毎日のようにあの頃を夢で見て、煙草は匂いや見ることは疎か言葉で聞こえてくるだけで震えが止まりませんでしたし、ドラマや映画の暴力的なシーンも観れませんでした｣
生きているだけで辛いって感じやったな。
川上｢今でもたまに夢には見ますし、煙草もまだ……。早く忘れたいのに、結局まだあの頃に囚われたままなんです｣
福良｢そうだったのか……。少なくともオフィス内では最大限気を配るようにするから｣
川上｢ありがとうございます｣
みんなが励ましてくれて、俺にはこんなにも心強い仲間が出来たんだという実感が湧いてきた。
いつかこんな記憶、乗り越えてやると決心した。
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りいさん、リクエストありがとうございました！
こんな感じで大丈夫でしたかね……？
宜しければまたリクエストよろしくお願いします(*^^*)
高熱 / sgi -ゆーひさんリク-→←精神系 / kwkm -りいさんリク-
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凛花(プロフ) - 七葉夏海さん» いえいえ、お気になさらず！返信ありがとうございます！過去のお話で看病した方以外でおまかせということですね！承りました(*^^*) (2021年12月14日 1時) (
レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
七葉夏海(プロフ) - まーた遅れてしまった…申しわけなさすぎる…私自身どなたでも嬉しいのですが、せっかくなら前回と前々回でお世話した方以外でお願いしたいです。 (2021年12月14日 0時) (レス) id: 681f37e10a (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 七葉夏海さん» 看病する人は何方が良いですか？ (2021年12月13日 21時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 七葉夏海さん» いえいえ！リクエストありがとうございます！精一杯書かさせて頂きます(*^^*) (2021年12月13日 21時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
七葉夏海(プロフ) - 返信が遅くなってしまい申し訳ございません。リクとして受けつけて頂き大丈夫です。教えて下さりありがとうございます。 (2021年12月13日 20時) (レス) id: 681f37e10a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 | 作成日時：2021年4月4日 9時
