体調が不良気味のようです【QK】-9-

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河村｢ん……。ん……？｣


仮眠室……？


川上｢須貝さん、河村さんが起きました｣


須貝｢おぉ、ほんとだ｣


川上と須貝さん……？


川上｢河村さん、すみませんでした｣


河村｢え、何で？｣


何で俺は謝られているんだ？


須貝｢ずっと気づいていたんだよ。ちゃんと河村の異変に｣


バレることは分かっていたから、元から隠しているつもりもなかったんだけど……。


川上｢ずっと、いつか倒れるんじゃないかってみんなで話していて……なのに、ずっと何も言えずに時間だけが過ぎて。結局、河村さんが倒れるまで何も出来ませんでした。｣


須貝｢もっと早く話していれば、河村は倒れなくて済んだかも知れないのにね｣


俺がわざと話しかけるなオーラを出していたからなのに。


河村｢僕が話しかけないでほしいって言う空気を作っていたから、きっとみんなが話しかけられなかったんだろうし、みんなの所為じゃないですよ｣


川上｢そうですか……｣


須貝｢あのさ、何でこんなに隈が酷いのか、何で眠れないのか。教えてくれない？｣


川上｢話しにくいかも知れませんけど、河村さんの力になりたいです｣


あの悪夢から解放されたい。


俺は2人の言葉を信じて、話した。



須貝｢それは……精神的にきつい夢だね｣


川上｢俺も毎日そんな夢を見たら悩みますよ｣


話したことで、ほんの少し心が軽くなった気がした。


須貝｢一応言っておくけど、絶対にそんなこと起きないから。正夢にはならないからね？｣


そんな自信満々に言い切ってるけど、その自信はどこからきているんだろう？


須貝｢QuizKnockのファンにそんなことする人なんていないから。まぁ、俺がそう信じたいだけなんだけど！｣


川上｢それに、アンチで悪い噂が流れたって、河村さんが辞めることはないですよ。伊沢さんが河村さんを手放すことがあると思いますか？｣


河村｢それは……｣


ないと信じたい。


須貝｢ないな｣


川上｢ないですね｣


ないかどうかは分からないけど……。


2人が言い切ってくれてるからそうなのかもしれないな。

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