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Story35 ページ36
医｢実は……｣
医師が喋り始めた声を聴き、私は顔を上げた。
その医師の顔はどこか曇っているように感じた。
医｢栄養失調のせいで、骨が脆くなり、倒れた際に首の骨が折れていました｣
貴｢え……？｣
首の骨が折れてた……！？
貴｢それは、大丈夫なんですか？｣
私がそう問いかけると、医師は眉間に皺を寄せた。
医｢大変、申し上げにくいのですが……栄養失調により、その骨を治せるほどの体力が残っておらず、伊野尾さんはもう……｣
もうって……
医｢助かる見込みは……残念ながらありません｣
貴｢そん、な……｣
医｢せめて、こんなに骨が脆くなる前に来て下さってれば治す方法もあったのですが……。お力になれず、申し訳ございません。｣
そう言って医師は、病室を出た。
慧がもう助からない……？
私は信じられなくて、ただただ泣いていた。
ラッキーメンバー
山田涼介
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凛花(プロフ) - なみさん» そんなお言葉を頂けたのは初めてで、光栄です！ありがとうございます(*^^*) (2020年1月3日 11時) (
レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
なみ - これまで読んだうらつく小説の中で、涙が出たのは初めてでした。ありがとう。 (2020年1月3日 2時) (レス) id: 23d74d7694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛花 | 作成日時：2019年8月6日 15時
