Story34 ページ35
いつの間にか慧の精密検査も終わっていて
気がついたら病室で、ベッドの上で眠る慧を椅子に座って見つめていた。
貴「慧……」
名前を呼んでも、「A」と呼び返してくれるいつもの声は聞こえない。
慧の顔に触れてみると見た目通り、肉は殆どなかった。
コンコンッ ガラッ
ノックされたドアの方を見ると、医師が入ってきた。
医「先ほど検査をした結果、伊野尾さんが倒れた理由がわかりました」
貴「先生!どうして慧は倒れたんですか!?」
医「伊野尾さんが倒れたのは、重度の栄養失調が原因でした。」
貴「栄、養、失調……」
やっぱりと言えばやっぱり。逆にそれ以外に考えられない。
こんなに細いし。
でも、どこかで驚いてる自分がいる。
ダイエットのせい……?
今朝だって大丈夫って言ってたし……。
どこが大丈夫なの……?
倒れてるじゃん……!
ラッキーメンバー
山田涼介
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凛花(プロフ) - なみさん» そんなお言葉を頂けたのは初めてで、光栄です!ありがとうございます(*^^*) (2020年1月3日 11時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
なみ - これまで読んだうらつく小説の中で、涙が出たのは初めてでした。ありがとう。 (2020年1月3日 2時) (レス) id: 23d74d7694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛花 | 作成日時:2019年8月6日 15時