Story30 ページ31
それからも慧は少しずつ細くなっていった。
私はとにかく心配で
貴｢痩せすぎじゃない？｣
貴｢そんなに痩せて大丈夫なの？｣
って言ってるんだけど
その度に慧は
慧｢全然痩せすぎてないよ｣
慧｢大丈夫だよ｣
と返してくる。
どう見ても前より全然痩せてる。
本当にただダイエットをしているだけなら良いんだけど……。
私があの時深く聞いてはいけないんじゃないかと咄嗟に思ったこと
日に日に痩せていくのが見た目だけで分かってしまうこと
それらがどんどん私の悪い予感になっていく。
慧は無理なダイエットをしているのではないか。
あの痩せ方は異常だと思う。
ぐるぐる思考を回転させ、このネガティブな発想をなくそうと転換しようとしてみるが、
やっぱりこの短期間での体形の変わり方に違和感を覚えているのは確かで
どれだけ頭で慧が大丈夫と言ってるんだからと思っても
目からの情報で心配が増してしまう。
だからまた言ってしまう。
貴｢本当に大丈夫なの？｣
貴｢痩せすぎだって｣
慧からしたら鬱陶しいだけなのに。
やっぱり心配で仕方がない。
ラッキーメンバー
山田涼介
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛花(プロフ) - なみさん» そんなお言葉を頂けたのは初めてで、光栄です！ありがとうございます(*^^*) (2020年1月3日 11時) (
レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
なみ - これまで読んだうらつく小説の中で、涙が出たのは初めてでした。ありがとう。 (2020年1月3日 2時) (レス) id: 23d74d7694 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛花 | 作成日時：2019年8月6日 15時
