検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:341,929 hit

46. ページ47

RiRi「凛夜に何かするつもりなら私が許さない。」



その声に3人がビクッとなった。



コード「…RiRi聞いていたのかい?」



RiRi「この家を管理しているは私よ?
この家で内緒話が出来るのは私の主である凛夜だけよ。」



コード「そうだったね…凛夜は?」



コードは諦めた様に肩をくすめてから凛夜の状況を確認した。



RiRi「着替えが終わって今化粧中よ。
ちなみにさっきの会話は全部凛夜に筒抜けよ。」



コード「あははは……」



RiRiの言葉にコードは乾いた笑いしか出せなかった。
執事2人も困った顔になっていた。
(あの話をしなくて良かった……(汗))と3人共同じコトを考えていた。


その後はRiRiの誘導でコードも空いている部屋で準備を始めた。
余談を言うとコード達の話を凛夜が聞いていたのは、RiRiが勝手に凛夜に流したからである。


準備が出来た4人は車に乗り、会場へ向かった。


凛夜はいつものイヤホンでは無くワイヤレスイヤホンをしていた。


車はリムジンで、コードの隣に凛夜が座り、凛夜の目の前にはルイがいた。
カイは運転手である。



コード「えっと…凛夜?」



凛夜が全く喋らないのを見てオズオズとコードが声をかけた。



『なんですの?』



凛夜は普通に返事をした。
凛夜が怒っていると思っていたコードは凛夜の反応に少しホッとしていた。



コード「緊張しているのかい?」



『いいえ。』



コード「そ、そうか…。
最近変わったコトはあったかい?」



『…そうですわね。
去年弓道部に入ったコトと、先日“カラス”と取り引きをしたコトぐらいですかね?』



コード「…なんかスゴい報告きたなぁ〜
“カラス”と取り引きって何したの?」



『私と私の周りの人間に手を出すと“カラス”の情報を全てバラまくから手を出さないでね。
という約束をして来たんですわ。』



コード「うわ……。
いやだ、そんな物騒な約束…。」



『そう言えばジンも同じコト言ってましたわね。
まぁ、約束は守られるコトはないのですけれど。』



コード「え!?
凛夜が裏切られるってコト!??」



コードがビックリしたような声を上げた。
凛夜はそんなコードを見て首を傾げた。
コードがビックリしている理由が凛夜には分からなかったのだ。



コード「だって裏切られるってわかっててその約束をしたんだろう?
なんでわざわざ意味の無い約束をしたんだい?」

47.→←45.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
196人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

waka - 頑張ってください!面白いです! (2020年2月9日 12時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
siki(プロフ) - れーなさん» コメントありがとうございます!!少しずつですが頑張ります!! (2019年11月23日 22時) (レス) id: 426b01e604 (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - 頑張って下さい面白いです!続きも楽しみにしてます! (2019年11月22日 16時) (レス) id: e024eab803 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも誤字がありました。「以外そうに」ではなく、「意外そうに」です。また、「以外か」ではなく、「意外か」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話にも誤字がありました。「見たいだよ」ではなく、「みたいだよ」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:siki | 作成日時:2019年4月8日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。