遠回りしても…４【ダイヤのＡ】

10話 ページ11

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散々歩きまわった末
弟へのお祝いはネクタイにした。
大学生の私には
かなり高価なネクタイだ。



歩き疲れたのか一也は眠たそうだ。




『はい、これ一也にね？』



「ん？俺に？」




私の差し出した箱を受け取ると
不思議そうに首を傾げている。




『今日、買い物付き合ってくれたお礼？』




一也の隣に腰を下ろして
開けてみて？
と促した。




「ネクタイ？」



『そっ！
今年はもうスーツ着る機会ないだろうから、
来年の契約更改にでもつけてよ？』





箱の中を驚いた様子で見ている
一也の顔を笑顔で覗き込むと
サンキュー
と、髪の毛をグシャグシャにされた。





『その代わり〜
ずっと、優志の憧れの選手でいてよ？』




「ブラコンかよ？」




『結構ね？
たった一人の弟だし？』




弟へのプレゼントの箱を見ながら
喜ぶかな？
なんて考えていると
自然と顔が緩むのを感じた。




「じゃー俺は、
Aが諦めたスーツでも
買ってやるかな！」



『はぁ？？だめだから！
私のプレゼントの有り難みが無くなるじゃん！』



「はっはっはー！」



一也の肩を掴み、
前後に揺するが
笑って誤魔化してくる。




『お金に物言わすの反対！！』









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次はー！
飲み会〜＼(^o^)／




早く書きたいなぁ(￣▽￣)笑





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