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「あの頃から比べたらよ？ばり上手くなっとー」
「それ、褒めてるん？(笑)でも、ありがとう」
でも、私が本当に化粧を好きになったのはその時じゃない。
その日、あまりにも嬉しかった私は、メイクを残したまましゅんちゃんの家に行った。
「ばり可愛いやん！」
しゅんちゃんがとびきりの笑顔でそう言った。
思えば私は、あの時からこの人の事が好きだったのかもしれない。
「はい、終わり！」
「ありがとう。次誰や？」
「あ、俺っす」
「はい、じゃあこっちにどうぞ」
ふぉい君か…少し気まずいな…
「ふぉい君、この前は迷惑かけてごめんね」
「迷惑なんて思ってないっすよ。むしろいつでも頼って下さい」
笑って応えるふぉい君に、安心感が胸を包む。
本当に、いい子だな。
「俺、好きっすよ」
「え？」
「Aさんにメイクしてもらうの」
「あっ、あぁ！そっか！うん！えっと、急やね(笑)嬉しいけど」
びっくりした、告白されたかと思った。
いや、な訳ないよね。ふぉい君が私に告白とか。
「Aさんが化粧してるとこ見るの好きなんすよ。すげぇ真剣な顔してて」
「え？辺な顔してん？」
「すげぇ綺麗ですよ」
少し、ドキッとした。いや、かなり。
だってこんな綺麗な顔で、優しい目を向けられたら、誰だってドキッとする。
ふぉい君って、こうやって女の子を落としてるのか。女の子の気持ちがわかる気がする。かっこいいもんなぁ。ふぉい君に限らずだけど。
ふぉい君は特別カッコいい。
「今日も涙ぼくろ足すけんね」
「はーい」
こうやって、可愛いとこもあるんよなぁ。
今日の涙ぼくろは可愛くつけておこう。
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なる - 久しぶりに泣きました！こんなに良い作品を作ってもらってほんとに感謝です、、！ありがとうございます！ (2023年1月27日 21時) (
レス) @page33 id: 0a17aac8c4 (このIDを非表示/違反報告)
コットン - 毎日更新してくださりありがとうございます！次のお話も待ってるよ(о´∀`о) (2022年11月13日 9時) (レス) @page33 id: cdf631467a (このIDを非表示/違反報告)
サママリネ - めちゃ良かったです！ 次のお話も楽しみにしてます✨ 更新頑張ってください❤️🔥 (2022年11月13日 8時) (レス) @page33 id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天ヶ崎音 | 作成日時：2022年10月30日 23時
