貴方は何者……？［2］〈Ren.N〉 (ページ23)

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真司さんは、俺の話を神妙に聞いてくれた。只只頷きながら聞いてくれた。俺はそれが嬉しかったんだ。

真「俺は勇太の好きなようにすればいいと思う。俺も妹に後継ぎを任せて神楽岡の家を出たし。まぁそれが神楽岡の家に全く得にならないのかと言われたら違うけどな…笑でも、神宮寺のご両親も、きっとお前のことが心配なんだと思うぞ？自分が本気でやりたいって思うものに、全力で取り組めよ。俺が言えるのはここまでだ。」

真司さんの言葉には、いつも助けられていた。
あの時の言葉で、俺はアイドルとしての道を進むことにしたんだ。

この後、メンバーに質問攻めされるだろう
其れもきっとAさんの策略だったんだろう。
…でも、言ってもいいのかもしれない。

紫「…ジン…さっきの話って…」

「…ゴメン。今はライブ前だろ？だから、その話は…ライブが終わってからでもいいかな？」

海「…でも、Aちゃんの前では、言うつもりはないって…」

「…気が変わっただけだよ笑」

これは本当。

「だから、このことはライブの時は忘れて、思いっきりいいパフォーマンスしてくれないかな？」

岸「…そうだな！うじうじしてても仕方ねぇもんな！」

廉「ツッコミどころ満載やけど、今はそんなこと言ってる場合ちゃうねんな！」

紫「後で覚悟してよね？笑」

海「そーだね！そうしよ！」

みんな本当にありがとう。

背中を押してくれてありがとう。Aさん。

Aside

あれから大量の人が入っている。
グッズもちゃんと販売してるし、もうすぐ売り切れ寸前だ

「楽しみ～！」

「マジで神楽岡財閥達に感謝！」

「もう当ててくれてありがとー！って感じ！」

美「いやー、すご！」

明「え、ジャニーズってこんなに凄いの？」

『…まぁ、席行こ』

私たちは、このライブの終盤に舞台裏に移動し、挨拶をする必要がある。だから、舞台に近く、出口に近いという形をとった。

美「てかマジで近すぎ！！」

明「よかったね笑」

『なんか距離を感じる』←

美「A何言ってんの？」

明「あなたの感覚おかしいから」

すいません…←

そんなこんなで、始まったジャニーズライブ

歓声には鼓膜が破れそう…！

それより問題が…

中「…！ﾌﾙﾌﾙ(腕振ってる)」

勝「…ﾆｺﾘ(スマイル)」

菊「…ﾁｭｯ(投げキス)」

山「…(ガン見)」

特に廉なんかさ…泣

廉「大好きだよ～！！」

観「キャァァ！」

皆さん、今の全員私の目を見てました。