【天月】天使の仮面を被った悪魔。

6話＊ ページ6

『っていうか宿題多すぎないー？』


１日にいくつ出てんだよぉ…


酒井｢そんなこと言ったって出さなきゃ家で勉強しないだろ？｣

『まぁ正直勉強してもわかんないものはわかんないし…

意味ないじゃんっ！？』←


家でやれって言ったってさぁ…


酒井｢おいおい…

そらる、このﾑｽｰｯとしてる生き物どうにかしてくれ。｣


そらる｢むりです。

きっとこいつはどうにもなりません。(ﾍﾟｼｯ｣←


『いでっ』


なんだとぉ〜！？

しかも頭ひっぱたきながら言うんじゃないよ！


このはんぺんが！！←


酒井｢ただなぁ…お前の成績もうそろそろ直さないと、

将来に響いてくるんじゃないか？｣



そんなこと言われてもねぇ…

特にやりたいことも、なりたいものもないし…


決めなきゃいけなくなってくるのはわかってるけど…


酒井｢まぁゆっくり考えろ。｣


『はーい。』


さて、ノート書こ。←


『そらるん教科書借りるべー。』


そらる｢自分の使えよ。｣


『マイテキストイズアットホーム。』←


そらる｢発音わるっ。｣


うるせぇうるせぇ。←



やっぱ物理はむずい…


『ムムム…(-_-;)』


そらる｢めっちゃ止まってんじゃん。

この問題簡単なほうだけど？｣



わかんないものはわかんないのです。


『せんせーへるぷみー』


酒井｢そらる、助けてやれ。｣


そらる｢それ先生の仕事でしょ。｣


酒井｢俺は忙しいんだよ！｣


『さっきからコーヒー飲んで新聞読んでるくせにー』



酒井｢だあぁーもううっさいな！｣


ｶﾞﾁｬ

(･ー･)


｢失礼しましたー｣


酒井｢おいおい！待て、天月！｣


天月｢なんかすごいもの見た気がするなぁ…｣


酒井｢見てない見てないお前は何も見てない！｣


『先生必死すぎ(笑』


そらる｢そりゃそうだよ、

生徒会室で先生が騒いでるんだから。｣


酒井｢お前らのせいだぞ！？｣




天月｢あぁっ！！！｣



え、なになに？

なにが起きた！？


天月｢今日ぶつかった子！！｣



あ、はい。ぶつかりましたね。


そらる｢…やっぱ目付けられてんじゃん(ﾎﾞｿｯ｣


『フラグ回収したわ』



天月｢名前なんていうの？(ｺﾃﾝｯ｣


あざといっ…あざとすぎるっ！！

首コテンだよ！？首コテン！！

世の女性はこれで落ちたのか…


天月｢ね、名前は？｣


『山田花子です。』←


そらる｢佐藤Aです。｣←



おまえっ！？ なぜ言った！？


天月｢Aかぁ〜いい名前だね。｣


そりゃどうも。

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