15話* ページ15
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この余裕そうな顔にイラッときた。
呑気に足を組んでこちらを上目遣いで見ている。上目遣い好きだね?!
てか、私がやられたまんまで黙っていると思うなよ?
『天月、口開けろ』
天月「は?あ、うん。」
今、は?って言ったよね。うん。
一応聞かなかったことにしとくわ。
とりあえず天月の口の中にパフェのアイスを放り込む。
もちろん私のスプーンでね。
天月「んむぅ...っ!?」
『(ふ...っwww真っ赤なのはどっちだよww)』
何をされるか分からなかったらしい天月はそれを飲み込みながら、顔を赤くした。
僅かに髪の毛のあいだから見える耳も赤くなっていた。
え、めっちゃ可愛いじゃん。
やっぱり性転換するべきだと思うよ。
『どお?美味しかった?...間接キスだけどね。』
ニヤリと笑えば、同じような笑いが返ってくる。
まるで、望むところだ、というかのようなその笑顔に何故か悪寒がした。
何となく外を見てみれば、もう夕日が沈みかけていた。赤くなった天月はそれで顔の赤みを隠すようにそちらを向いている。
窓が反射して鏡のようになっている。そこに映る私たちはただのカップルみたいだった。
でも、周りからはどう見られているのだろうか。
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ヤクルト - おもしろいです!応援してます!続きが、気になるです←これからもがんばってください! (2018年8月22日 7時) (レス) id: 289474b1ca (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - せつない、せつなすぎます天月君!! (2018年8月20日 1時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - 夢主ちゃん、やりましたね!!天月君をホレさせましたかね? (2018年8月18日 0時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - 夢主ちゃん面白い(笑) (2018年8月16日 17時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - なんで悲しそうな顔なんですか、天月君!← (2018年8月15日 0時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュリンク&starlily x他1人 | 作成日時:2018年7月19日 14時