17話* ページ17
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坂田の腕を引っ張りながら校門前まで走れば、月明かりに照らされて緑、紫、黄のカラフルな3人が白い息を吐きながらこちらを見ていた。
あ、うらたくん鼻赤いのかわいい。
「遅いですよ先輩!!」
「ほんまやで!センラ達を凍え死にさせる気か!」
「うぅ⋯⋯さっむはよ帰ろーや」
「ごっめーん!センラも怒んなって!さ、帰ろ帰ろー!」
いつまでもこの時間が続けばいいのに、だなんて柄にもなく思った。俯いてゆっくり歩いても時は刻まれていくもの。
徐々に家まで近くなって着いてしまえば皆とはお別れ。
一人欠けるだけで私達はもう私達じゃなくなる。志麻先輩が卒業したら、また同じように楽しく出来るのかな。
ポッカリと空いてしまった穴に志麻先輩以外の人が入るなんて許せない。卒業する前に、この5人でもう一度笑い合いたい。
最後に⋯⋯
あ、『イルミネーション』があるじゃん。
「はぁ⋯⋯受験勉強しんどいなぁ。ライブ終わったら遊べんくなるんはやっぱ寂しいわ」
「そうですね!志麻先輩寂しがり屋だから私が遊びに行ってあげますよー!」
「うわっ、なんか急にテンション高くなったん怖っ」
「やだ酷い」
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ちょこ - とてもよかったです!それぞれと結ばれたあとのお話が欲しいです! (2019年8月17日 15時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
shiyu(プロフ) - ちゃちゃるさん» ありがとうございます! 更新頑張りますね! (2019年4月12日 18時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃる(プロフ) - めちゃくそ面白いです!!!!続き楽しみに待っています!!!!!!!!! (2019年4月7日 17時) (レス) id: f718a04fcb (このIDを非表示/違反報告)
シュリンク(プロフ) - スイ(さぶ)さん» そうなんです!ゲームと同じ設定にしたので若干呼び方や口調などに違和感等々あるかもしれませんがその場合は緩く目をつぶってくださると嬉しいです(汗)コメントありがとうございました! (2019年1月7日 22時) (レス) id: 7f0c200b78 (このIDを非表示/違反報告)
シュリンク(プロフ) - ゆずの実さん» ありがとうございます(汗)更新2人共々頑張りますのでこれからも作品にお付き合い頂けますと嬉しいです! (2019年1月7日 22時) (レス) id: 7f0c200b78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュリンク&ハゲつるマン x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年12月22日 11時