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2:平和な学校生活...? ページ4

「おはようございまーす...」

私は控えめのテンションで教室へ入る。みんなが『おはよう!』と返してくれるからありがたい...

「えーっと今日は...うげっ理科と数学あるじゃんか...体育は...よっしゃある!」

私は体育と美術が大好きなのだ!もちろん成績はどちらとも5!!!

それに対して...いや、やめよう。辛くなる。

???「おはよう若葉ちゃん。今日は理科と数学はテスト返しだよ」

「えっ嘘でしょ...」

席に着くなり隣の子___水谷千佳(みずたにちか)ちゃんが言う。私の自慢の大親友だ。

千佳「ほんとだよ?今度こそ補習回避しなきゃそろそろヤバいんじゃ...」

「待って聞きたくないよぉ...」

嫌だ嫌だ嫌だ!!!補習なんかしたら精神壊れる!!!

などと言っているうちにホームルームが始まって終わって、いきなり理科だ。最悪。

「はぁダメだ...終わった...」

多分秋さんが来る...いや絶対来る...

千佳「大丈夫だよ若葉ちゃん...!」

「大丈夫なんかじゃないよぉ...」

こんな言い合いをしているうちに時は経ってしまい、とうとう理科の授業が始まってしまった。

秋斗「はーいみんなのテストの点が気になるがために今日授業を代わってもらった教師の立場の秋斗君でーす!」

みんながキャーキャー言ってる。黄色い歓声だ。私も心の中でキャーキャー悲鳴をあげる。やりやがったな秋さん...

出席番号順に次々と呼ばれていく。皆が様々なリアクションをしている。

そして、千佳ちゃんが呼ばれ...

秋斗「はーい森近さnふふっw」

「笑わないでくださいよ春影センセー!」

秋斗「待って怖い顔と声が一致してない」

やばい赤点だ。しかも1桁...

秋斗「今日の補習俺だから一緒に頑張ろうね」

「はい...」

私は半泣き状態で席に戻る。

千佳「赤点だったんだね...」

「...6点...」

千佳「ありゃ...大丈夫!若葉ちゃんはすごいんだから!」

「千佳ちゃん...!大好きだよぉ!!!」

秋斗「そこー静かにしてね〜」

私は授業中なのにも関わらず、千佳ちゃんに抱きついた。

今日の学校生活はどうも平和とは行かないらしい。

3:Let's 補習time→←1:平凡な1日の始まり(若葉視点)



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作者名:若葉 | 作成日時:2022年2月1日 22時

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