【ヒロアカ】【第五人格】我が個性、我が人格 (ページ4)

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席を通り過ぎる時、ウルトラマン赤白帽子くんにも挨拶をしたのだが返ってきたのが「あぁ」の一言。

まあ、初日なんてそんなもんでしょ。返事が返ってきただけ上出来上出来。

「おはようございます竪琴さん。わたくしは八百万百。これからよろしくお願いしますわ。」

席についた私に次に声をかけたのが、ポニテちゃんだった。貴女その口調、さてはお嬢様育ちだな。…どうでもいいけど、お嬢様系ヒーローって特殊ジャンルとてつもなく可愛くない？将来有望だね。
　

『よろしく百ちゃん。私の事はAでいいよ』

「！…ええ！…そっそれでは…A …さん…とお呼びしても…？」

『勿論…ああ、でもさんはつけなくていいよ。同級生だし。百ちゃんが慣れたら気楽に呼び捨てで呼んでね」

あまりこういう事に慣れていないのか、赤面しながらこくこくと私の言葉に頷く様子は見ていてとても可愛らしい。

高校初日、出だしは好調だな。

＿＿なんだ、全然喋れてんじゃねェかお前。

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3人への挨拶を終えた私は特にやることもなくなったので、机に突っ伏していた。

周りには居眠りをしている体を装いつつ、私は密かに個性を発動させていた。

暇になったときの癖になってるけど校内で勝手に個性使ってもいいのかな。まあどうせバレはしないだろうし、いつも発動させてるようなものだけど。前集中常駐の呼吸かな？

意識をある一点に集中させると、一瞬意識が引っ張られるような感覚に心臓がドクンと高鳴る。

……シダの葉のマークがガラスのような音をたてて割れた気がした。