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夢主の正体が実は有名なアイドルという事を彼にバレてしまったら6【リクエスト】 ページ7

−−−−−

バレてしまった。彼に私がアイドルとして歌っている所を。

彼はそこで私が有名な若手アイドルをしている事を知ったみたいで、驚いたのだという。私は隠し通すつもりだったが、バレてしまったのでもうどうしようもないと思い彼に言う。


『・・・ごめん、ずっと黙ってて。少し趣味で歌ってたらスカウトされて、気付いたらアイドルになってたんだ。・・・もしこんな私が嫌ならいつでも別れてくれても良いから・・・ごめん・・・』


我ながら何を言ってるのだろう。言い訳や謝罪をしてもどうしようもないのに。彼の顔が見たくなくて下を見ながら言うと、突然彼が大きくため息を吐いた。


「・・・いツ、俺が嫌だなンて言っタんだよ。勝手ニ話を進めじゃネぇ」


彼の言葉を聞き、驚いて彼を見る。


「俺はナ、お前がアイドルだからっテ別に何も思わネぇ。むしロお前が好きナ事出来てんなラ・・・・・・少し嬉しイ・・・」


彼の声は少しづつ小さくなっていくが、私の耳には最後の言葉も届いた。彼の言葉を聞いて私は驚いて目を見開きつつ、良かったと安心する。


「だかラ勝手に別れてもいイなんざ言ってンじゃねぇ。・・・最近アイドルの仕事で忙シくなるそウなんだろ?ナらそんな事言っテる暇あるなラ今ぐらい俺ニ構え!」


彼はそう言うと私を彼の胸の中へと抱き寄せたのだ、私は彼の言葉と彼の行動の両方に驚く。そこで先程から貯めていた涙が一気に目から流れる。


『ごめ・・・ん、私・・・・・・!』


「・・・なんデ泣くんだよ。・・・はぁ、少しダけだからナ」


彼はそう言うと少しの間このままにしてくれたのだった。アイドルとしての私を彼は嫌がるかもしれない、こんなに有名な私が彼と恋人だなんて知られたら彼にも影響が出てしまう。そう思って隠してきたがいざ言うとこんなにも身が軽くなるとは思ってなかった。

もっと早く言えばよかったかな、そんな事を思いつつも私は彼の胸の中で溜め込んでいた涙を流し続けた。







「ファン・・・・・・絶対に・・・・・・A・・・・・・譲らネぇ・・・」


かすかに聞こえた彼の声。しかし私には上手く聞き取れずもう一度聞き返した。


『ん・・・?今なんて言ったの?』


「なんでもネぇよ」


彼の呟いた言葉は、後々の彼の強い決意へとなったのだ。


−−−−−−
次に続く


昨日投稿できなくてごめんなさい!!完全に更新忘れてしました(ごめんなさい)

お久しぶりです【6/21】→←夢主の正体が実は有名なアイドルという事を彼にバレてしまったら5【リクエスト】



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設定タグ:Undertale , AU , 反応集   
作品ジャンル:恋愛
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kaki氷 - 1から見ました!(今はAM0:04)面白かったです! (6月17日 0時) (レス) @page23 id: 904d7cdbaa (このIDを非表示/違反報告)
ラクア - やばい、面白すぎ (2023年4月5日 23時) (レス) id: 17f83c8a42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ(プロフ) - リクエストです!ナイトメアとイチャイチャ()と、もしマーダーのパピルスが見えたら?お願いします!更新楽しみに待ってます! (2023年2月11日 17時) (レス) @page23 id: f3d0772f96 (このIDを非表示/違反報告)
てみーっ! - 次のやつ楽しみッ! (2022年7月11日 0時) (レス) @page23 id: cdc6449edb (このIDを非表示/違反報告)
ヤユ - リクエストしていいですか?夢主が殺人病になってしまったらが見たいです! (2022年6月30日 21時) (レス) @page23 id: 6b4f0c7f0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろねこ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年9月17日 19時

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