正しく。 ページ18
虎「だったら、せめて自分が知ってる人くらいは正しく死んでほしいと思うんだ。」
「正しく、か」
虎杖くんはどこまで優しいのだろうか。
佐々木先輩だ、という彼女を虎杖くんが抱えて立つと、ポケットから私たちが回収しなければならない"物"がポロッと飛び出る。
虎「これが」
恵「あぁ」
「特級呪物、両面宿儺のその一部。」
虎「りょうめ、、、??」
頭にはてなを沢山浮かべる彼を見ると、年相応かなと感じる私はおかしいだろうか。
恵「言われてもわかんねぇだろ、危ねぇからとっとと渡せ」
「っ!」
虎「はいはい」
「危ない!逃げて!」
虎.恵「柊!/A!」
恵くんと虎杖くん達を真反対に飛ばしたのは正解だった。
だけどなにかおかしい。私はみんなに触れてない、、、
虎「伏黒が捕まった!」
「っ!油断した!」
そりゃそうだ。呪物を取り込みたいんだから持ってる人を狙うよね。
恵「気にするな、、、鵺!」
気にしない方が無理、だってこの呪霊、、、格上!!
「虎杖くん、その2人を連れて逃げて!」
虎「でも!」
バコンと鈍い音が聞こえて、振り返ると伏黒くんが投げられていた。
「恵!!」
恵「がっ」
虎「おい!」
虎杖くんがそう言ったと同時に、まずいことが3つも起きた。
1つ目、恵くんの術式が解けたこと。
2つ目、恵くんがそのまま外に投げ出されたこと。
3つ目、私も同時に、反対側に外に投げ出されたこと________
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すずねこ - 更新頑張ってください!! (2022年2月13日 15時) (レス) @page19 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NONAME | 作成日時:2021年8月14日 3時