コレクション【占い師･イライ】 ページ4
※微ヤンデレ。
※本当に意味分からない←
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
最近、私の周りでは可笑しなことが次々と起こる。
部屋の前に「愛してる」という文字が繰り返し殴ったように書いてある手紙があったり、食事に髪の毛が入っていたり…。
髪の毛はまだ数えることができるくらいだが、手紙においてはほぼ毎日と言ってもいいだろう。
私が毎朝起きて部屋を出ると、ドアの前に必ずその手紙が置いてある。
最初の頃は本当に恐怖で仲のいい人達になんども相談したが、相手は何もしてこないことを勝手だが判断し、私は「もう解決した」とみんなに伝えた。あまり周りに迷惑がかかって欲しくないと思っての結果だ。
しかし、今回は新しく可笑しなことが起こった。それは、私が気に入ってよくつけていた蝶のバレッタが消えたのだ。
(昨日はお風呂に入る前にいつも通りバレッタを外して、部屋の机に置いたはず…)
何度も昨日どこかで落としたかもしれないと考え、ゲーム中や食事の時などのことを思い出したが、全く見当もつかない。
(一体、どこに落としたんだ…？)
そう思いながらフラフラと歩き、曲がり角を曲がろうとすると目の前に自分より大きな影が突進して来た。
案の定、予想外のできごとに対処出来るはずがなく、その影と思いっきりドンッ！とぶつかった。
「うわっ…、あ、イライ！ごめん、大丈夫だった！？」
「ああ、大丈夫だよ」
「そう？あ、急いでたんでしょ？大じょう…、
え…なんで…？」
私は自分の目を疑った。尻もちをついて座ったままの彼を起き上がらせようとしたが、彼の手の近くに私の蝶のバレッタが落ちていたのだ。
「なんで貴方が持っているの…？」
「え？あぁ、これの事かい？綺麗だよね、このバレッタ。蝶の羽の細工がとても細かくて光に当てるととても素敵だ。それに、これは私が君にあげたモノであり、あげた後のモノも私のモノであるんだよ」
私は耳を疑った。この人は何を言っているんだ。
そういえば、たしかに彼はかなりの頻度で私にプレゼントをしてくれる。だが、自分があげたから自分のものでもあるとか…どんな謎理論なんだ…。言ってる事がどこぞのジャ〇アンと一緒である。
私が色々悩んでいると、彼はまた驚きの発言をした。
「そして、私から贈り物を受け取ったそんな君も私のモノだ」
そして、間抜けな顔をした私に、スッとイライは顔を近づけてきた。
「いいね、その顔。これから私のコレクションが増えるのは、実に嬉しいよ…」
死者【納棺師･イソップ、墓守･アンドルー】→←作者からの御礼(飛ばしてOK)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「第五人格」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白澤 晴夜(プロフ) - ミヌさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2020年2月5日 19時) (
レス) id: 5742d2c832 (このIDを非表示/違反報告)
ミヌ - めちゃくちゃ好きです！ (2020年2月5日 19時) (レス) id: 55d5b08bae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴夜 | 作成日時：2020年1月19日 0時
