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ページ20

A「...上がって、こない...」





明石が風呂に入ってから2時間が経つ。




流石にここまでくると心配になってきてしまい、私は風呂場へ急いだ。



脱衣所の戸の前へ来るのと同時に、戸がガララッと開く。





明石「...なんや、そんなに焦ってどないしたんですか」




風呂上がりのせいか、若干火照っている頰に満足げな笑みを浮かべた明石が、そこに立っていた。




A「風呂場で...死んでんじゃないかと...」





私が息を切らしながら言うと、彼は吹き出す。





明石「刀の付喪神がのぼせて死ぬなんて聞いたことありませんけど」





そのまま笑い続ける明石にイラっとして帰ろうとすると、彼は私を脱衣所に引き込む。





A「うわっ?!...な、なにすんの明石?!!」




その時に明石は、風呂場の入り口に”審神者入浴中”の札をかける





明石「これで、誰も来ません」





私を前に抱きしめたまま、彼は私の耳元で囁く。


先程まで湯に浸かっていた彼の身体の体温が、寝巻き越しに私に伝わって来る。





A「だ、だから何」





動揺を隠せずに、私は若干狼狽えてしまう。
彼の腕から抜けようとすればするほど、身体の密着度は上がる





明石「え?男の風呂上がりをお出迎えすんのなんて、目的一つしかないんと違います?」





明石はそう言って、眼鏡を外す。




彼は私の頰を包み、自分の方へ顔を向けさせた。




眼鏡を外して直に見える瞳は、いつもの穏やかなあの瞳ではなかった。






明石「ま、もうここにはしばらく人は来ないんで__






ゆっくり染め上げていきましょか」






彼はそう良いながら私をゆっくり壁に押しやり、私の耳へ口付けをした。

面→←寝



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tatuyuki(プロフ) - 初めまして。とても面白くて一気読みしてしまいました。もし、リクエスト出来るなら和泉守兼定(他新選組)をお願いします! (2021年2月6日 22時) (レス) id: ac1f4ac199 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - 神崎柚莉愛さん» コメントありがとうございます〜!楽しんでいただけて嬉しいです...泣 これからもどうぞよろしくお願いします! (2021年2月4日 18時) (レス) id: ae673d749e (このIDを非表示/違反報告)
神崎柚莉愛(プロフ) - この作品見た時にどストライクすぎてやばかったです!最高です!!これからも頑張って下さい!! (2021年2月1日 17時) (レス) id: 54dd9f96ce (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - 林檎さん» リクエストありがとうございました!鶯丸さんを堪能していただければ幸いです...!長らくお待たせしてしまって申し訳ありませんでした (2021年2月1日 6時) (レス) id: ae673d749e (このIDを非表示/違反報告)
Mikomiko - (※先程の続きです。)構わないのでしたら,鬼丸さん・数珠丸さん・太朗太刀さんの以上3名をお願いしたいです。長々と申し訳ございませんm(__)m (2021年2月1日 5時) (レス) id: 4ec99752b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にわ | 作成日時:2019年12月24日 23時

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