まじない ページ9
その後、鶴丸さんは私を部屋に入れてくれた。
鶴丸『それじゃあ、話をきかせてもらえるかい?』
私は全て赤裸々に話した。
鶴丸『…予想していた以上に酷いな。
今度演練で会ったら一発ぶん殴ってやりたい程だ
恋仲の女子にそんな対応をする俺なんて存在しないと思っていたがな」
うーん、器用な鶴丸さんって、どこか光忠に似たようなものを感じる…
伊達の血が入ってるのかな…
(一人)「私のところの鶴丸さんと、ぜひ会ってみてほしいです」
少し笑いながらそう言うと、ここの鶴丸さんはこう言った
鶴丸『よし。君、ちょっとこちらへ来てくれ」
こいこいと手招きをする鶴丸さん。
私が少し寄ると、彼は私の髪に口付けをした。
そして上目遣いでこちらを見て、
鶴丸『”まじない”だ。
君が本丸に帰った時にきっと役に立つだろう
ついでに…』
鶴丸さんは私の手を掴み、自身の刀に当てた。
(一人)「鶴丸さん?」
鶴丸『これは、俺へのものだ。君は気にしなくていい』
何かを企んだ顔で、彼はそう言った。
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そのあと私は友人の本丸を後にして、家へ帰った。
(一人)「んー、鶴丸さんが器用になると、ああなるのかぁ」
そんなくだらないことをつぶやきながら、ぼやっと考える。
__本丸に帰りたい
帰郷してから早2週間。
あと1週間は滞在する予定だったが、そうはならなそうだ。
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in(一人)本丸
三日月「鶴丸、演練の時ぐらいその顔をなんとかしたらどうだ?」
演練へ出る部隊の一員である鶴丸は、未だにぐずぐずとしていた。
対戦相手が視界に入る。
どうやら相手側にも鶴丸国永は居るらしい。
何か審神者と話して__こちらを見ている。
やけに仲が良いな、あそこの鶴丸国永と審神者は。
そんなことを考えていると、何か違和感を感じた。
鶴丸「おい、三日月。
あっちの鶴丸国永、なんか変じゃないか」
三日月「少なくとも今のお前よりはマシだとは思うが」
しれっと毒を吐く三日月にドン引く鶴丸。
鶴丸「何か、おかしい…ような。」
そう思っていると、なんと向こうの鶴丸国永はこちらへ来た。
(他本丸)鶴丸『よぉ、君が”不器用な鶴丸”だな』
そんな事を言って、彼は(一人)の霊力が少し付いた刀を見せた。
鶴丸「…は?」
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にわ(プロフ) - tomo10260403さん» コメントありがとうございます、誰かの幸せを生み出せた事がこの上なく嬉しいです...!読んでくださってありがとうございました! (2020年1月28日 0時) (レス) id: dc9a723a5e (このIDを非表示/違反報告)
tomo10260403(プロフ) - とても楽しくて一気に読んでしまい、読み終えた後、すごく幸せな気持ちになれました (2020年1月27日 22時) (レス) id: f4aa91fff9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - ありがとうございます!今まで見てきた小説の中でも本当に面白くてまだかなぁーなんて思いながら待ってました!本当にありがとうございます (2019年12月17日 23時) (レス) id: 6a8e4241a3 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - ななさん» お待たせしました!続きをお楽しみください!小説読んでくださってありがとうございます! (2019年12月14日 20時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続き待ってます! (2019年12月14日 16時) (レス) id: 6a8e4241a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にわ | 作成日時:2019年12月6日 22時