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一夜 ページ12

その後、鶴丸さんは私を抱きかかえて部屋へ向かった。


(一人)「ま、まって鶴丸さん、まずお風呂に入りたいんだけど」


鶴丸「駄目だ。」

ピシャリと言い切って、彼は私の太ももを上に上げる。


(一人)「(ヤバイヤバイ、全くこんなの予想してなかったから、心の準備が…)」


鶴丸「(一人)」


(一人)「はいっ」


緊張で敬語になってしまう。


鶴丸「…すまなかった。

君の気持ちを考えていなかった。」


鶴丸さんは私の頰を優しく撫でる。


(一人)「いいんです、もう。

…いいんです。」


私は鶴丸さんの首にぎゅっと抱きついた。


すると、鶴丸さんは私ごと布団に倒す。



鶴丸「すまないが、優しくしてやれる自信が無い。」


そう言って着物の紐をスルスルと外す。


上裸になった彼の身体は、色気そのものだった。


彼に身体中に口付けされ、私の服はすぐにはだけていった。



その晩、私たちは今までの時間を取り戻すかのように激しく求め合った。


.
.
.


鶴丸side


限界だった。


主が帰ってきたと三日月に知らされ、


縁側へ向かえばそこにはとんでもない媚 薬が付けられた主がいた。




そりゃあ耐えられるわけがなかった。



本当はもっとしっかりとこういう事を迎えたかったが、俺も気が短くなったものだ。



情事の間、必死に俺の名を呼ぶ(一人)はこの上なく愛らしかった。


隣で静かに眠るその子の頰を撫でる。





鶴丸「…もう、離さないからな」






俺はそう呟いて、彼女を抱き寄せた。

甘い→←陶酔



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にわ(プロフ) - tomo10260403さん» コメントありがとうございます、誰かの幸せを生み出せた事がこの上なく嬉しいです...!読んでくださってありがとうございました! (2020年1月28日 0時) (レス) id: dc9a723a5e (このIDを非表示/違反報告)
tomo10260403(プロフ) - とても楽しくて一気に読んでしまい、読み終えた後、すごく幸せな気持ちになれました (2020年1月27日 22時) (レス) id: f4aa91fff9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - ありがとうございます!今まで見てきた小説の中でも本当に面白くてまだかなぁーなんて思いながら待ってました!本当にありがとうございます (2019年12月17日 23時) (レス) id: 6a8e4241a3 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - ななさん» お待たせしました!続きをお楽しみください!小説読んでくださってありがとうございます! (2019年12月14日 20時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続き待ってます! (2019年12月14日 16時) (レス) id: 6a8e4241a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にわ | 作成日時:2019年12月6日 22時

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