逆ハーが六個目 ページ6
デ「多分…あんまり?」
『そうだよねー、見たら分かっちゃう 』
ア「嗚呼」
Aはうーんと頭を捻った
『 そうだ!私が教えてあげよう!』
デ「箸の使い方を?」
『 そう!私結構物事教えるの上手いのよ!』
Aは自慢げな顔をした。
『 まずはー、こう持って…』
隣失礼するね、と言ってデンジの隣に座った
『 人差し指と親指で……ってデンジ君聞いてる?』
デ「Aさんいい匂い……」
デンジはAの話を聞くより先に隣に来た風呂上がりのAの匂いに食いついてしまった
『 ちゃんと話し聞かないと……こうだぞ!』
Aはデンジの頬を横にビョーンと引っ張った
デ「Aさん痛いっす!でも…可愛い…」
『 まぁたそんな事言っちゃって!デンジ君ったら〜!』
Aはデンジを抱き寄せた
『 そんな可愛い可愛い言うもんじゃないの!』
"あんたはもっと自分を大切にしろよ"
ふと、さっきアキに言われたことが蘇ってきたAはアキの方をチラリと見た
ア「……」
アキはデンジとAのことをイラついた目で見ていた
『 あー、えっとデンジ君……お箸の使い方はまた今度教えるよ』
と言ってAはデンジを離し、アキの方をもう一度見た
アキ「…」
先程の様なイラつきは無さそうだが、相変わらず無言だ
デ「えー、じゃあ俺このまま飯食っていいんすか?」
『 そうだよね……どうするか、』
ア「お前はこれでも使ってろ」
とアキはよくコンビニである先割れスプーンをデンジに渡した
デ「サンキュ!優しいな!」
ア「俺はお前より先輩だ。敬語を使え」
アキは食事を再開した
デ「考えといてやるよ」
ア「あぁ?」
『 デンジ君、アキにも敬語使おっか?』
デ「うっす!」
デンジは迷いなく元気に返事をした
ア「ちっ」
『 偉い!』
Aはデンジの頭を撫でた
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食事が終わってアキは食器を洗っていた
『 アキ、私もやるよ』
ア「いいですよ、座っていてください」
『 そんな事言わないで一緒にやらせて』
ア「…じゃあ、お願いします」
Aはアキが洗ったお皿を布巾で拭いていた
『 アキ、まだ怒ってる?』
ア「何がですか」
「ご飯の時、私がデンジ君抱きしめてる時アキずっとこっち見てたでしょ?……だから、」
ア「別に怒ってはないですよ。
…ただ、……いやなんでもないです」
『 えー?気になるなー』
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あらき - 続き待ってマース (2023年4月5日 1時) (レス) id: 9d8864b70f (このIDを非表示/違反報告)
アリア - はい‼️頑張ってください‼️ (2023年1月29日 20時) (レス) @page3 id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
コあら_(プロフ) - アリアさん» ありがとうございます!最近更新停止気味になってしまっているので頑張ります!! (2023年1月9日 22時) (レス) id: 5a8a442c40 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - はじめまして‼️文才が...すごいっ‼️更新無理せずに頑張ってくださいね‼️ (2023年1月6日 15時) (レス) @page2 id: a3853a35e2 (このIDを非表示/違反報告)
コあら_(プロフ) - 剃り残しさん» ありがとうございます!! (2022年11月22日 14時) (レス) id: 5a8a442c40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コあら_ | 作成日時:2022年11月21日 0時