守り神は隙が無いようで【鬼滅の刃】

肆拾弐. ページ45

私はその後、女好きの意味を簡単に説明した。






伊「そういうことか…あいつは女好きか！」



『うんうん、そうだよ』







善逸、あとで変な知識教えるなとか言って怒らないでね？事実だからね？







伊「腹減った〜…」







すごく唐突だね？伊之助君？








「失礼致します。お召し物が随分と汚れていらっしゃいますね。

洗ってお返し致しますから、こちらを着てみてくださいませ。



肌触りも良くて気持ちがいいですよ」








伊「……」









「夕飯は天ぷらにしましょうねぇ。そう、衣の着いたアレでございます」









伊「おぉ…」







……伊之助、君は多分いい子だよ。

というかいい子だよ、きっと。








***









善「まって、待ってってばぁ〜！！」






俺は現在、禰豆子ちゃんと炭治郎を追いかけ回している。


なんでかって？



かわいい女の子の後を追わない男はいないだろっ？！







伊「うがーーーーっ！！」







そのとき、突然外にいた伊之助が部屋に入ってきて、炭治郎に後ろから突撃した。







『炭治郎ぉぉ！！！
こら、伊之助！！』






炭「なんだなんだ？！

待て待て待て！止まってくれぇ！伊之助！！」








『…………いい加減にしてね？
はい、全員おすわり』








その後、Aちゃんのとんでもなく恐ろしい黒い笑顔で、全員は直ぐに走り回るのをやめた。




多分伊之助は野生の勘で、今だけはAちゃんに逆らっては行けないと判断したのか、大人しくしていた。





つくづく思うけど、本当にこの子は何者なんだろう…。









***









ｰそして数日後ｰ






「完治です。」






全員、骨もくっついて完治した。







善「えへへへへ、Aちゃん、今日も美人だねぇ、可愛いねぇ」







伊「おい、お前女好きなんだって？
Aから教えて貰ったぜ！

ガハハハハハハッ！！」








伊之助は何故かものすごいドヤ顔でそう言った。







善「お、女好き？！違うぞ！

俺はかわいい女の子には、惜しみなく可愛いって言ってるだけだ！」







それは女好きに近いのではないか。

という声は、閉まっておいた。









「北北東！北北東！！次ノ場所ハ北北東〜！！

4人ハ、那田蜘蛛山ニ向カエ！那田蜘蛛山ニ行ケ！！」

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