参拾. ページ32
* * *
炭「俺は今までよくやってきた…!
俺は出来るやつだ!!
そして今日も……これからも!折れていてもーーーっ!!
俺が挫けることは、絶対にない!」
炭治郎がそういった時、私は驚いた。
いや、炭治郎が突然叫んだからではない。
"俺が挫けることは、絶対にない!"
その言葉が、もう一度頭の中で響いた。
……うん、そうだね、炭治郎。
貴方は挫けない。
………じゃあ、私も今は「怖い」だとか考えている暇はない。
力には自信がある。
だけど、それに満足がいっているわけじゃない。
もっと、もっと強くなりたい。
私は……炭治郎と一緒に、この鬼を倒して強くなりたい。
私も、白い刀を構えた。
* * *
Aちゃんと炭治郎はどこだよぉ…!
気持ち悪い音がまだ響いてくる。
無事でいろよ、2人とも…!
「あの善逸さん…!なんか同じところを、回ってないですか…?」
善「やっぱりぃ?!そんな気がしてたんだよね?!
さすが正一君、頼りになるねぇっ!
じ、じゃあ…こっちの部屋が大丈夫か見てくれない…?
な、なんだよお!!わかったからその目はやめて!
自分でやりますよぉ…!!」
俺は正一君から、あの「残念な人間」を見るような目で見られ、渋々戸をそっと開けて、向こうの部屋を除く。
「誰もいない…」
善「こ、こっち行ってみよう…!
炭治郎〜?Aちゃん〜?出ておいでぇ〜!」
その時、また鼓の音がした。
かとおもったら、地面が無かった。
善「へ、部屋がまわっ…たぁぁあ?!」
俺と正一くんは、いくつもの襖を突っ切り、明るい戸の外に放り出された。
***
『くっ…!!』
だめだ。動きが見抜けたところで、攻撃に切り替えられない。
炭「ぅわっ…!!」
『炭治郎…っ!!』
炭「俺はやれる!絶対にやれる…!
成し遂げる男だ!」
炭治郎は、苦痛で顔を顰めた。
……ここに入ったばかりのとき、言っていた。
「まだ骨が折れてから完治していない」と。
『炭治郎…!少し休んで!私がなんとかするから!』
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ひかり(プロフ) - craneberry1223さん» すいません誤字多いです...。教えてくれてありがとうございます! (2019年10月19日 10時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
craneberry1223(プロフ) - 風邪で揺れる×風で揺れる○ (2019年10月19日 8時) (レス) id: 1013b94a43 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!伊之助もいいですねぇ〜!(´∀`)ほんと、鬼滅の刃は魅力的なキャラが多いです...! (2019年9月26日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 面白いです!私は富岡さんと、伊之助が好きですねー( ^ω^ ) (2019年9月26日 20時) (レス) id: 37ecf0b3f7 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 月歌兎さん» いやいや!大丈夫ですよ〜!あってたなら良かったです!コメントありがとうございました!また間違えてるところあったら教えてくださいi((殴 (2019年9月23日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2019年9月22日 12時