弐拾陸. ページ28
やばい…鬼が来てる！！！
Aちゃんの音も、炭治郎の音も聞こえなーー一いっ！
善「お、おお俺のことは置いていけ！逃げるんだぁあ…！」
「そんなことは出来ない！」
善「ふぐっ…」
なんていい子なんだ…！
こんな怯えた「音」になっているのに！
俺がなんとかしなくちゃ…俺が守ってあげないと可哀想だろ？！
享年が1桁とかあんまりだぞ…？！
でも俺はすっごく弱いんだよ…
「立って！！」
守ってあげられる力がないの…。
でも、俺が守って上げなきゃ……！！
鬼が部屋に入ってきた。
「ヒヒヒッお前の脳髄を耳からジュルリと吸ってやるぞ…！」
その言葉を聞いた瞬間、俺の意識はぱたりと消えた。
「善逸さん！善逸……？！
寝てる……」
「ヘヘヘッ…なんだぁ？そいつは。」
鬼は一歩一歩、善逸と少年に近づいていった。
「死ねぇ！」
「うわぁぁぁー！！善逸さん！！起きてよォおお！」
そのとき、善逸はスタッと立ち上がる。
先程までの雰囲気とは、どこか違う。
善逸は、ある構えに入る。
気配が変わったのは、鬼にもわかったようだ。
善「…雷の呼吸 壱ノ型。
霹靂一閃…」
途端、鬼の首が血飛沫を上げてとんだ。
善「んごっ…！」
俺が目を覚ました時、足元に鬼の首が転がっていた。
善「ふぎゃぁぁぁぁあっ！！！
死んでるぅぅっ！！
急に死んでるよー！なんなの？！もうヤダ！！」
「……？」
善「なにこれ！なにこれ、やだっ！！
……正一くん？まさか…ありがとう〜！助かったよお！！
この恩は忘れないよォ！こんなに強いんなら最初に言っといてよぉお！！」
きっと、この鬼は正一くんが倒したんだ！
だってここには、俺と正一君しかいない！
すごいよ、正一くーんっ…！！
「…どういうことなの？」
善「何か言った？」
「えっ…いや、なんでもない。
行きましょうか。」
･
･
･
＊＊＊
数分前に遡る
私がこの柿色の着物の少年のところに来る少し前、私は鬼と戦っていた。
幸いであったのは、雑魚い鬼。
だけどきっと、ここの鬼は…私を探しに来る。
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ひかり(プロフ) - craneberry1223さん» すいません誤字多いです...。教えてくれてありがとうございます！ (2019年10月19日 10時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
craneberry1223(プロフ) - 風邪で揺れる×風で揺れる○ (2019年10月19日 8時) (レス) id: 1013b94a43 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます！伊之助もいいですねぇ〜！(´∀`)ほんと、鬼滅の刃は魅力的なキャラが多いです...！ (2019年9月26日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 面白いです！私は富岡さんと、伊之助が好きですねー( ＾ω＾ ) (2019年9月26日 20時) (レス) id: 37ecf0b3f7 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 月歌兎さん» いやいや！大丈夫ですよ〜！あってたなら良かったです！コメントありがとうございました！また間違えてるところあったら教えてくださいi((殴 (2019年9月23日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年9月22日 12時
