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行かなきゃ ページ32

望月Aside






また次の「シナリオ」に変わった。







次の「シナリオ」は何かな。






私は抵抗する気力もなくし、その「シナリオ」の世界に引きずり込まれる。









……また海だ。









海の底に沈み、光さえ差し込まなくなる。









『…』








もう、まだ残っている僅かな光にも手を伸ばすことをやめ、私は段々沈んでいく。








でも、今回のシナリオで違うのは…






「冷たい」と感じるところだ。






ああ…よかった。






冷たいと感じるということは、







まだ私が「人間」として生きているということ。







そしてまた次、次、次とシナリオは…展開は変わる。









だが、もうそれに慣れてきた時







『お…母さん。お父さん…?』







そこには、病院にいるお母さんとお父さん。






患者の手当をしているのか、二人とも家にいる時とは違い、優しげな笑顔を浮かべる。







『いいなぁ、いいなぁ。羨ましいなぁ…』








触れられないことを知っていても、その笑顔に手を伸ばす。









そしてそんな笑顔が直ぐに消えた







ああ…またシナリオが変わったのかな








次はサッカーボールが足にぶつかる。









サッカー…サッカーか。








「「A」」









初めてハッとして顔を上げると、そこには





霧野先輩、フェイ、天馬、剣城君、太陽…



雷門の人達や、円堂監督…たくさんの人達が私の名前を呼んだ。








…そうだ。





私…みんなの所へ行かなきゃ





















真っ白な世界に来たかと思うと、私は「現実」に戻ってきた。






何をしてたんだっけ?





ああ…そうだ





坂本龍馬さんと…沖田総司さん。





2人と、錦先輩と剣城君がミキシマックスするんだった。






私も…ザナークを、倒さなきゃ







私はゆっくり目を開けた。








?「A……!?」



?「A!」







目覚めたのは








坂本龍馬達がいる時代でも無ければ、見覚えのない場所でもなく







紛れもない私の家だった。









ゆっくりと体を起こし、周りを見渡すと







フェイとワンダバ、そして太陽と霧野先輩が居た。







『?!』

目覚め→←誰の道?



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ひかり(プロフ) - 神童シュウさん» ありがとう! (2019年7月7日 16時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
神童シュウ - 間違いなんて誰でもあるよ 泣かなくて大丈夫! (2019年7月7日 13時) (レス) id: 11e18eea93 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - キリト さん» ああああごめんなさい!!最近こんなミス多いですよね(泣)ご迷惑おかけしました...。 (2019年7月3日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
キリト - 剣城君のセリフが沖田さんになってます「両親」のところです (2019年7月3日 17時) (レス) id: 017245dda0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 凜月。さん» あ!ほんとですか??また直しておきます!すいませんでした!ありがとうございます! (2019年6月27日 5時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかり | 作成日時:2019年6月19日 23時

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