人形少女は世界を舞台に開花するPart3【イナイレ】〜FFI編〜

145.怪しい男 ページ48

佐久間次郎side





「「ツインブースト！！」」





俺と鬼道のシュートは、バスケットゴールにスポッと入った。







佐「鬼道、またお前と同じチームで戦えて嬉しいよ。」







鬼「俺もだ。佐久間」







佐「影山が帝国学園を去った後、俺達は、俺達の手で頂点を掴むと誓った…。
あの夢を、今度こそ実現させよう…！

このFFIで、世界一になるんだ…！！」







鬼「ああ！！」








その時、鬼道の顔色が変わったのがわかった。




視線の先を見ると、不動がいた。









佐「不動が、どうかしたのか？」







鬼「……いや、不動の前にいる男」







そう言われて、車に乗り込もうとする男の方に視線をやった。





金髪で、サングラスを掛けていて……








佐「まさかっ…！！」








あの男が、今…影山零治に見えた。






でもその瞬間、大きなバスが通り…その瞬間、影山らしき人物が乗り込んだ車は消えていた。









佐「鬼道…！今のはまさか…」







俺達はその後、不動のあとを追いかけた。








鬼「不動…！誰と会った。」






不「…はぁ？なんのことかな…」






鬼「さっき会っていたのは、誰だと聞いているんだ…！！」






鬼道は荒々しく、不動の肩を掴んだ。






不「…離せよ。何興奮してんだ？
らしくないぜ？鬼道クン…？」







佐「俺達は見た…！お前があいつといる所を！！」







鬼「何故影山と…！！不動…！！」








不「はっ……。俺が誰と会っていようとお前には関係ねぇ。」







そう言って不動は俺たちに背を向けて歩いていった。





…何故何も答えない？





まさか不動は、また影山に着くつもりなのか…？








鬼「さっきの男を探す…！本当に影山だったのか、確認する必要がある！」









俺はそれに頷いた。





そして俺達は2手に分かれ、探すことにした。


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白雪Aside





『いくよ…立向居君！』





立「はいっ…！！」





『スノープラネット…！』







私はシュートを蹴りこんだ。








立「くっ…！！うわぁっ…！！」








惜しくも私のシュートはゴールに入る。








立「うーん…もう少しで決定的な何かを掴めそうなんですけど…。」







立向居君は考えるようにして、自分の手を見つめる。







『…じゃあもう1回やろうか。』

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