130.再会 ページ33
『今日は…ありがとうございました。』
日が傾き始めてきた頃、私は4人に向けてそう言った。
円「ん？何がだ？」
『……私、お日さま園の人達以外と、こんなふうに遊んだの初めてなんです。』
次郎君とは、幼い時に遊んでいたけど…こういうふうに、街を歩いたりはしていなかった。
『えっと…その、私すごく嬉しくて…。』
円「なんだ…そうだったのか！」
円堂君は私の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
円「じゃあ、また遊びに行こうぜ！皆で！」
『……！は、はい！！』
私は自然に笑みが零れた。
……ああ、やっぱり、この人たちと居る時は…「楽しい」の気持ちで溢れてくる。
…ほかの感情なんて、忘れられるくらいに。
そう思った次の瞬間だった。
？「Aっ…！！」
『へ…？！』
「「「…！！」」」
私は突然、誰かに抱きしめられた。
その時、微かな香水のような匂いと
……懐かしい、香りがした。
ヒ「ちょっ…誰ですか、貴方…！！」
ヒロトは警戒心丸出しの声でそう言った。
だが、その返答にはこたえず私を抱きしめる腕の力だけが強くなる。
佐「……っ？！あなたは……」
円「知り合いか？」
この匂い……
間違いない。香水の匂いと少し混ざっているけど、わかる。
『……おかあ……さ…ん…？』
私は、雨音にも負けてしまいそうなくらい小さな声で呟いた。
母「A……私のことを、覚えているの…？」
はっきり見えたその顔は
約7年前を最後に、見ていなかった…母の顔だった。
佐「おばさん…？！何故ここに…！」
母「貴方は…次郎君ね、2人とも大きくなって…。」
お母さんは今にも泣きだしそうな、震える声でそう言った。
『……ぁ、…え？』
私は状況の理解がなかなか出来ず、その場にへたりこんでしまった。
風「A…！！」
円「大丈夫か…？」
2人は私に駆け寄ってきた。
？「……A？」
その時、もう1人…低い声で呼ばれた。
…その声にも、聞き覚えがあった。
『お父さ…ん……？』
父「A…！！」
私の頭の中では、今の状況を全く把握することが出来なかった。
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ひかり(プロフ) - 桜さん» どうしましたか？(笑)いえいえです...？ (2019年8月31日 20時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» わかりました！ありがとうございます！ (2019年8月31日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ありがとうこざいます。急ですみません。← (2019年8月31日 19時) (レス) id: 503371ab34 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪咲彩 - ひかりさん» はい、是非！参加申請の仕方は、小説最強イレブン、集めようぜ？と検索をして、作品のURLを参加したい作品アドレスという所に打ち込んだら参加申請出来ますので！因みに、最後に確認をする為、作品のパスワードが必要になります！ (2019年8月31日 11時) (レス) id: 25540ad365 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» 基本DFです！参加させて頂いてもよろしいでしょうか？？ (2019年8月30日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年8月25日 16時
