人形少女は世界を舞台に開花するPart3【イナイレ】〜FFI編〜

118.親善パーティ ページ21

『へ？』





私は予想外の反応に、間抜けな声を出してしまった。





予想では、嫌悪感丸出しの視線で殺されるかと思ってたんですが。







佐「A、素敵だぞ…！」



『じ、次郎君…ありがとう』







私は目を合わせずにそう言った。







ヒ「これ、全部俺が選んだんだよ」



風「…お前のセンスは認める。だが、その連写さえ辞めれば完璧だったと思うぞ。」



ヒ「こんなチャンスを逃せるわけないでしょ」







秋「Aちゃん、可愛い…！！」



音「大人っぽいです！！」







『えっ…とその……』






私は近くにいた土方さんの背に隠れた。



顔が熱くなるのがわかる。



…こんな顔、みんなには見せられない。







ヒ「Aー？早く出てきてよ」




『そのシャッター音が止んだら出ていきます』




ヒ「えー…。」






ヒロトは渋々…と言った感じで、携帯をしまった。






『…というか、このドレス暑い』




ヒ「そりゃあ、露出が少なめのものを選んだからね。」




『なんで？』






たしかにみんなと比べれば、露出は少ない気がする。


まあその方が有難いのだが…少し暑い。







ヒ「なんでって…Aの体を見られたくないからね。」




『……貴方は私のお父さんですか。』




ヒ(まぁ、実際Aの体を見ていいのなんて俺だけ……のはずだからね。うん。)





ヒロトの無言の笑みが怖いですが、スルーしましょう。






『あれ…？円堂君は？』




ヒ「そういえばいないね……」





そんな会話を聞いた秋ちゃんは、なにか心当たりがあったのか探しに行った。


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そして私達は親善パーティとやらに参加していた。





ヒ「あれ？靴変えたんだ？」



『……うん、ちょっとね』





遡るは数分前


「君、小学生？」


と声をかけられたのがきっかけだ。


「ちっさいから小学生かと思ったよ〜」


そしてその瞬間、私は靴のみを取り替えてもらった。





身長を増せば小学生なんて言われることは無いでしょう。





ヒ「……でも、そんなヒールが高いの大丈夫？」




『大丈夫だよ』




ヒ「転ばないでよ？危なっかしいんだから…」




『はーい』





私は適当に返事をして、水を飲んでいた。





虎「ヒロトさーん！」



ヒ「あっ…ちょっと行ってくる。迷子とかにならないでね？」



『…流石にならない』

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