１０３． ページ3
御堂院side
野坂は白雪Aと、似たような目をしていた。
いや、正確に言えば違う。違うのだが…どこか面影が重なった。
御「私と交渉をしようというのか？」
野「…いえ。あくまでも提案です。
アレスにとっての王帝月ノ宮の役割は、フットボールフロンティア優勝という結果で、十分と言えるのでは？」
御「…ほう。鋭いことを言うじゃないか。
くっくっく…私を相手にここまで渡り合うとは…
流石はアレスの天秤を背負う男だ。
いいだろう。お前の提案、呑もうじゃないか。
……その変わり、この試合に勝って、アレスの力を証明しろ。必ずな」
野「わかりました。」
________________________
白雪Aside
御堂院と野坂くんがいる部屋の前にいた私は、全ての話を聞いてしまった。
盗み聞きなど趣味ではないが、また野坂くんが自分の身を売らないかが心配だったのだ。
野「…では、失礼します」
…！野坂くんが出てくる。
どうしよう…
そう思って慌てだした瞬間、部屋から出てきた野坂くんと目が合った。
『野坂く…』
名前を呼ぼうとした時、野坂君は私の口を塞いだ。
そして、人差し指をピンと立てて、「静かに」と小さな声で言った。
私はコクリと頷き、野坂君の後を追う。
少し歩いて、野坂くんは振り返った。
野「…さっきの話、聞いてましたか？」
『…』
私は首を縦に振る。
野「盗み聞きするなんて、悪い人ですね」
『…！誤解しないでくださいね』
野「わかってますよ。」
野坂君はクスリと笑う。
野「それにしても、さっきあそこで声を出していたらあの方に気が付かれていたかもしれないね」
『ご、ごめんなさい…』
野「いいんだよ。
……それより
この後、時間空いてますか？」
『……………え？』
・
・
・
『………で、なんでこのようなところに来たんですか？』
野「少し、ゆっくり落ち着いて話がしたくてね」
落ち着いてって……
私達が今いる場所は、街中だった。
野「これが噂のチーズドックと言うやつらしいよ」
『チーズドック…』
野「はい、Aさんの分。」
『あ、ありがとう…ございます』
私は渡されるがままにそれを受け取る。
初めて見る食べ物に、どうしていいか分からず、とりあえず見つめておいた。
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月織ひかり(プロフ) - かなりさん» ありがとうございます！野坂君ですね！候補に入れておきます...！ (2020年5月3日 11時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 月織ひかりさん、落ち候補で私は野坂君に入れてほしいです！これからも体に気をつけて頑張って下さい！応援しています！！ (2020年5月3日 9時) (レス) id: 698341d95b (このIDを非表示/違反報告)
月織ひかり(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» 多分夢主ちゃんも、御堂院を負かしたことをとっても嬉しく思ってると思います(笑)アレス編後半ではタツヤ達との絡みが少なかったですしね....！オリオン編でご期待ください！応援ありがとうございます！頑張ります...！ (2020年5月3日 2時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - 体に気をつけて頑張ってください^^*応援してます！ (2020年5月3日 1時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - アレス編完結おめでとうございます！御堂院に向かって1番の笑顔で「残り数分の自由時間を楽しんでください」といった夢主ちゃん、とてもかっこよくてスカッとしました！笑 世界編で、夢主ちゃんとタツヤたちの関係がどう動くのか、とても楽しみです！ (2020年5月3日 1時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2020年5月1日 14時
