１１３. ページ13
『…！！まさか…』
野「…？」
『灰崎君です。彼が簡単に…同じ策にかかると思いますか？』
灰「そこの女の言う通りだ。少しは頭が回るみたいだなぁ！
俺はグリッドオメガの瞬間、地面スレスレに真空波を打った。
それによって起こった小さな竜巻が、空気のクッションを作ったって訳だ。」
…なるほど。確かにそれがあれば、グリッドオメガのダメージを最小限に抑えることが出来る。
服「それに、俺たちは全員グリッドオメガに対する受け身の特訓をしていたんだ！」
水平に落ちるように落下すれば、灰崎君の空気のクッションがより効果的になる。
…つまり彼らへのダメージはほぼゼロに近い。
落ちた時の衝撃ですぐには立ち上がることが出来なかっただけだろう。
「やつらがグリッドオメガを攻略するとは…、」
野「…ああ。でもこれで、グリッドオメガを使わずに済む」
『…。野坂、くん』
野坂君のその、安堵ともいえるような表情に、胸が苦しくなる。
灰「さあどうする？戦術の皇帝さんよ。」
野「…」
稲「野坂…」
野坂君があのデータに入れていたのは、選手データだけじゃない。必殺技の全ても、彼等に渡していたのだ。
彼は彼なりに…変わろうとしている。
剛「今度はこっちの番だぜ…って、あ？！」
『私の存在も…忘れないでくださいね』
私はそのボールを奪い、ドリブルを続け、野坂君にパスをする。
野「この試合…僕達が勝たせてもらう！！」
灰「その程度かよ！芸がねぇなぁ！！」
野「だったら、これはどうかな？！
ローグプレス！！」
今大会で初めて披露するタクティクス。
灰「させるかよ！！！」
万「抜かせない！！」
稲「もらった！！」
この陣形からボールを奪うのは難しいはずなのに…
どうして彼が…？！
服「サッカーは11人でやるものでしょ！！」
雷門も、腕を上げている。
ローグプレスが破られるなんて…
野「僕達の攻撃ポイント…迅速にフォローするように動いていた。
あれには、選手それぞれの臨機応変な対応が必要となる！
あれは…監督の指示じゃない」
『…自己判断であの動きを…。
彼らも試合の中で進化している、ということですね』
野「ああ…もはやデータは通用しない！」
稲「チャンスだ！上がれ！！」
雷門中が一気に攻めてきた。
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月織ひかり(プロフ) - かなりさん» ありがとうございます！野坂君ですね！候補に入れておきます...！ (2020年5月3日 11時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
かなり - 月織ひかりさん、落ち候補で私は野坂君に入れてほしいです！これからも体に気をつけて頑張って下さい！応援しています！！ (2020年5月3日 9時) (レス) id: 698341d95b (このIDを非表示/違反報告)
月織ひかり(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» 多分夢主ちゃんも、御堂院を負かしたことをとっても嬉しく思ってると思います(笑)アレス編後半ではタツヤ達との絡みが少なかったですしね....！オリオン編でご期待ください！応援ありがとうございます！頑張ります...！ (2020年5月3日 2時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - 体に気をつけて頑張ってください^^*応援してます！ (2020年5月3日 1時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - アレス編完結おめでとうございます！御堂院に向かって1番の笑顔で「残り数分の自由時間を楽しんでください」といった夢主ちゃん、とてもかっこよくてスカッとしました！笑 世界編で、夢主ちゃんとタツヤたちの関係がどう動くのか、とても楽しみです！ (2020年5月3日 1時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2020年5月1日 14時
