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『本気？』
「当たり前やん」
『そっ、か』
まだ、私達の手は繋がれたまま。
「ごめん。迷惑よな」
眉が下がり、申し訳なさそうな顔をする。
今の自分の気持ちをどう言葉にしたらいいかわからず、どもってしまう。
『…迷惑とかやない！』
「ほんま？」
『その、……連絡してくれへんのかなって待っとった自分もおるから』
本音を、言うべきだと思った。
たとえ私が本気で恋をしたとして、叶う確率が少しでもあるのならその可能性に賭けよう。
宮侑の様子を見ると、頬が先程よりも紅く染まっている。
『えーーーっと、手、離そか』
「………嫌って言ったら？」
『離します』
手からぬくもりが消えた。
「なあ、やっぱ二人で飲みに行こうや」
『え、ちょっ』
また、宮侑に手を引かれ、別の居酒屋へ。
(手、熱い、何これ)
「ビールでええ？」
『うん』
「おっちゃん生二つ！」
店主と知り合いなのか、親しそうに話す宮侑の目の前に、私は座っている。
何でついてきたんだろう。振り解こうと思えば振り解けたのに。
「春川さん」
『何？』
「春川さんて、絵描くよな？」
『描いてた、ね。今は描いてない』
「絵やめたん？」
やめた、というより、これもまた逃げた。
私は逃げてばかりだ。
『まあね』
「描いてないん？いっこも？」
『うん。…て、何で宮くんが知ってるの？』
あー、とにごす。
言いにくそうにされちゃかえって聞きたくなる。
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池田(プロフ) - 茜さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。そう言っていただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます！ (2022年10月21日 13時) (
レス) @page20 id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - はじめまして。素敵なお話ですね！夢主共感できる部分も多く、楽しく読ませて頂きました。後で他の小説も読ませて頂きます。 (2022年9月8日 23時) (レス) @page20 id: 42242e81de (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - ;; ・。・さん» 命はお大事に(?)！！！こちらこそ読んで頂いてとても嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年12月8日 22時) (レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
;; ・。・(プロフ) - くっそ尊すぎて死にそうになりながら見てます絶命しそう好きです素敵な作品ありがとうございます、、、、 (2020年12月8日 20時) (レス) id: faf8ccb6a1 (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます！！＾＾ (2020年6月14日 20時) (レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：池田
| 作成日時：2020年6月6日 17時
