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日向さんとお茶(というか呑み)をしてから随分と時は経ち。
謎の音も毎日するし、たまーーに日向さんと朝会う程度になり。
朝、目覚めると、体が起き上がらなかった。
『あれ？……ん、なんか体だるい？』
どうやら風邪を引いてしまったらしい。
なんとか起き上がり、熱を測ってみると体温計には38.5℃の文字。
割と高熱。どうりでだるいわけだ。
会社に連絡、というか北先輩に電話しなきゃ。
「もしもし北です」
『北先輩！伊藤です……風邪引きました』
「ほうか。ちゃんと飯食って寝ろ。仕事終わったらお見舞い行くわ」
『北先輩神すぎます……』
「体調管理もできんのはあかんな。お大事に」
まあ軽く怒られたけど気にしない。
ご飯もあるからお粥でも作ろう。
それで寝る！いっぱい寝る！
お粥を作り、食べ終わったら丁度良く睡魔が襲ってきた。
『……ん、寝よ』
ベッドに入り、意識が朦朧としていながら眠りについた。
*****
《ピンポーン》
チャイムの音で目が覚めた。
うん、だいぶスッキリ。
急いでドアを開けると北先輩の姿。
「具合どうや。適当にいろいろ買おてきた」
『だいぶ良くなりました。わざわざすみません』
「ええよ」
台所借りるな、とジャケットを脱ぎシャツを腕まくりする。
こうみると北先輩ってイケメンなんだなと再確認。
お粥を作ってもらったりフルーツを切ってもらったり、お母さん超えてお婆ちゃんだほんとに。
「明日も無理そうなら休め。ほな帰るわ」
『ほんとすみません助かりましたああ』
「ええて、じゃ、おっ」
北先輩がドアを開けると驚いていた。
その目の先には、––––––––日向さん。
「え、北さん！？」
「おお、久しぶりやな」
「なんでここに？」
「伊藤が風邪ひいてな、お見舞いやお見舞い」
そう言って振り返った。
そうじゃん、今私すっぴんだしだる着。
「あ、そうなんすね…––––大丈夫？」
『うん！もうだいぶ』
「良かった。お大事にね」
『ありがとう』
「–––––––––––––また、ご飯行こうね」
『あ、うん、是非！』
そして北先輩と日向さんは目を合わせ、北先輩は帰り、日向さんは部屋に入った。
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ねこみや(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったですありがとうございます尊い、、😭 (7月28日 7時) (
レス) @page22 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
なみぎし(プロフ) - 待って…？私おうちの部屋番号314号室…つまり日向と同居？？？？(因みに姉の名前がひなたです) (2021年10月2日 4時) (レス) id: 13ff8af5fc (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - さくらもちさん» ありがとうございます！！！（笑） (2020年4月23日 20時) (レス) id: 3d7dfa9c4b (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち - 翔陽…！よかったなぁ！面白かったです！笑笑 (2020年4月23日 20時) (レス) id: c2e5a10dd5 (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - 柊さん» そう言ってもらえて本当に嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：池田
| 作成日時：2020年3月31日 22時
