テニスの王子様【テニス部員と私】

【第九話】テニス部 ページ10

「A体調が悪い時は無理をするんじゃない
今後から体調が悪い時はワシらの事は気にせずちゃんと家で休むんじゃ


すまんが不二、後は頼むぞ」





「はい、竜崎先生…」




『す、すみません…』








結局、あれから不二先輩におんぶしてもらって竜崎先生の所へ行き私の体調が悪い事を不二先輩が説明してくれ、竜崎先生の判断で帰らせてもらうことになった





異性におぶられた事なんてお父さんしか経験の無かった私は戸惑いましたよ









こんな優しい人に、しかもとても女の子のファンが多い王子様のような不二先輩におぶってもらうとは夢にも見てなかったこと




不二先輩のファンに殺されるんじゃないだろうか私…







「Aちゃん 手塚達の所へ行こうか」





『あっ、はい！』










私は不二先輩におぶられながらテニス部の皆の所へ行き、帰る事を伝えた








「おいA早く体調良くなれよな！」




「はぁ、無理するからそうなるんスよA先輩

は、早く元気になっ…」「Aー！！！何でオレを頼ってくれなかったのー？！不二におぶられちゃって…悔しいにゃああ！！！」




「英二先輩…;」




「英二、今はそんな事言う時じゃないだろう…;


Aちゃんもう今日は無理はしないで帰ってゆっくり身体を休めるんだよ？」




「大石先輩の言う通りだ


今日は、安静にしとけよ…」




「A、体調が悪いのであればこの俺が作った特性乾汁でも飲めば治るかもしれない」




「いや乾それ悪化するから止めてあげて…;


Aちゃん何か欲しい物があればいつでも言ってね」





「A テニス部皆がお前の事を心配している


今日はゆっくり家で休み、体調を治す事だ





不二すまないがAの事は頼んだぞ」








本当に皆良い人で泣くのだけれど…！？





テニス部の皆一人一人が私の事気遣ってくれて「よく頑張ったな一日」とか「早く良くなってくださいよ？俺ら木ノ宮マネージャー居ないと寂しくて死んじゃいますから！」とかもう色々私の心にグッとくる言葉を掛けて頂いたのだ






え？もう青春学園最高だよね？





テニス部最高だよね？













私、ほんとに…










ほんとに、青学に来れてテニス部の人達に出会えて良かったよ…






皆と楽しい学園生活を送れて…







『不二先輩私は幸せ者ですね』






「Aちゃん…」









今日は私にとってとても良い一日になった

【第十話】地区予選→←【第八話】午後の部活

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す