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#7 ページ8

中間淳太.









あの一件があってから調子が良くない彼






小瀧は1週間だけ閉鎖病棟へ移されたにも関わらず

重岡くんは精神状態が不安定になり

リョウやダイキ、コウの人格が多くなった








たくさんの心が交わるひとつの体は、

1日に長時間別人格になっていると

本人が壊れていくところが

明らかに見えた。









「おはようさん。ちゃんと寝たか?」






「・・・はい。」


ほんなわけ無いやん、

目の下に隈作って顔は青白い






「その顔は寝てれてないやん。
1回検査に行こ、」




「いやぁ、めんどいんで大丈夫です」



「あかん。ほら、行くで」








いつも重岡くんは検査嫌い
これがリョウだったらもっと面倒臭いけどな。笑









スリッパをわざと擦らせながら嫌々付いてくる


なんだか遠くを見つめるように歩く









それでも彼の体は限界で、途中で壁の手すりに寄りかかり座り込んでしまった。









「大丈夫か...?」

俺の声にも反応はせずに険しく目はぎゅっと瞑ったまま



「ちょっと待っててや、車椅子取ってくるから」




重岡くんのこんな状態になるのは初めてで、
少し不安になってしまったのは事実


すぐに車椅子を手配したつもりが、
床に嘔吐をして今にも崩れ落ちそうな体勢やった





すぐに神山くんを呼んで体を起こすのに手伝ってもらった









「体調悪いんやったら嘘つくなや・・・
もっと早く言えよ。」






「ごめんなさい・・・。」









そんな彼の症状は不眠から来る貧血




今日は睡眠導入剤を投与して様子を見る事にした。

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作者名:匿名希望 | 作成日時:2018年9月9日 13時

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