名前は最初の贈り物 ページ3
「それより、どうすんのこの子。」
「うーん。」
目の前の無表情で何も喋らない少女を見て、夏油は考える素振りをした後彼女の頭を撫でた。
「A。Aにしよう。」
「この子の名前?」
「でも名前なんかつけても、殺す前に愛着湧くだけじゃねーの?」
それもそうだ、夜蛾が言ったのは監視と抹消。
まだ高校一年生の彼らにとって、荷が重すぎる任務だ。
「なにかしたいこととかある?」
「……海。」
「え?」
「海、行きたい。」
家入の問にただ一言そう言って、窓を見つめた少女。
彼女の言葉に、五条が一人で笑い出す。
「なんだ、喋れんじゃん。」
「でも、いいの?勝手に海なんか連れてって。」
「いいだろ、あとは任せたぞ。って言われたんだし。」
全力の声真似を披露して、Aを担ぎあげた五条。
「うわっ…。」
驚いたAはあたふたしている。
「悟、もう少し優しく扱ってあげてくれ。動物じゃないんだ。」
「俺的には全力の優しさだけど。傑、硝子。今日任務ある?」
「「ない。」」
声を被らせた夏油と家入は、はぁ。とため息を着く。
けれど仕方なく、夏油は1番近い海をマップで調べ、家入は小さい水着を探していた。
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りりちゃん(プロフ) - 更新されますかね、、、? (1月24日 0時) (レス) @page46 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです!!更新待ってます♬.*゚ (9月26日 17時) (レス) @page46 id: a9d60917a2 (このIDを非表示/違反報告)
Yata(プロフ) - 更新待ってます🫶 (8月5日 16時) (レス) @page46 id: 54b6455275 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - すっごく面白いです!!どうか更新していただけないでしょうか。 (2022年3月1日 10時) (レス) @page37 id: d3b2ada53d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 夜行性さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年2月23日 15時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月10日 19時