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後藤…?外道…?答えは? ページ4

「続いて人的被害です。2級術師3名。準1級術師1名。補助監督5名。忌庫番2名。高専に待機してた術師で五条さんや夜蛾学長と離れた方達ですね。」




「ほんと、申し訳ないです。」









結局、傷1つ付けられずにあの呪霊は高専の保有物である特級呪物をすべて持って言った。



遭遇したのにホント不甲斐ない。穴があったら入りたい。と自分の毛布の中にくるまる。









「家入さんからの報告待ちですが以前七海さんが遭遇した呪霊の仕業でほぼ間違いないかと。」



「チッ。」



「この件って、A以外の学生や他の術師と共有した方がいいですかね。」









私はかなり重度の凍傷を起こしていたらしく、家入さんの治療でも完璧には治らなかったため真夏なのに真冬の格好をしている。



それで動けてたのが奇跡だの、自分の身の危機くらいちゃんと分かるようになれ、だの言いたい放題言われた。



五条先生になんて僕に嫁げば一生サウナに入れててあげるのに〜なんて爆弾発言も頂いた。









「A、呪霊は何か言っていたか?」




「ああ、なんか自分の術式について教えられました。」




「いや、それは分かってるんだが…。」









あー、役立たずな感じね。と言い再び鼻をかむ。









「あ、でも。私の全てを知っているとか、君を捕まえるのは今じゃない。とか、あと誰かの名前言ってたような…うーーん。後藤?なんだっけ?外道?」









うーんと考えていると五条先生がバンっと音を立てて立ち上がる。









「それって、夏油のことじゃない?」




「あ、そうそうそんな名前だった気が。」




「そういう大事なことをなぜ先に言わん。」









夜蛾学長が大きくため息をついた。



私はそんなにいけないことした?ねえ教えてよ教えてくださいよ。

存在しない記憶ってやつか→←許しませんから



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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月4日 19時

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