初対面ドッキリってやつ? ページ20
記録──2018 10月31日 19:00
東急百貨店、東急東横店を中心に半径およそ400メートルの帳が降ろされる。
「゛一般人のみが閉じ込められる帳゛です。一般人は侵入のみ、窓には個人差が。術師は補助監督役含め出入り可能です。」
「電波も通らないの?伊地知さんなんとかしてよー。」
「無理です。」
変な帳が降ろされたもんだ。
これからどうしろって言うの。ピリピリしてるよ空気が。
「それで、五条さんは?」
「あーなんかそれなんだけど、一般人が五条悟を連れて来いって。要求してるんだっけ?伊地知さん。」
「そうです。」
何故か七海班に派遣された私は、完全に浮いてると思う。
てゆうか完璧七海さんと猪野さん、初対面なんだけど。
しかも唯一話せる人が伏黒君って…終わりだわコレ。
「だが1番気がかりなのは、」
「同」
「同時に降りた術師を入れない帳ですね。五条先生が現着してからそこそこ時間が経ってる、何故このタイミングなんでしょうか。」
猪野さんが発した言葉に被せて伏黒君が発言をする。
この人さっきからまともなこと話せてないな、初対面ながらもちょっと同情。
「中でなにかあったか、戦略上このタイミングである必要があったのか。」
「でもさななみん、アイツら無策で挑んでくるタイプじゃないよ。」
あいつら、と言って思い出されるのはあの時の記憶。
「分かっています。私は帳を降ろしている敵を、3人は片っ端から一般人の保護をしてください。」
私がななみんと呼ぶと、少し怒ったのかピクリと肩を揺らすがその後眼鏡をかけ直し私たちに指示を出す。
私あれ、やってみたかったんだよね。
かっこよくない?私メガネ似合うのかな。
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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月4日 19時