【実況者】助けてくれた君は【キヨ】

Episode24 ページ25

『そう…だったんだ…ごめんね…キヨ…』


まさか､ヒラくんがあのノートを書いたなんて…。


キヨが書いてなくて安心してる自分とヒラくんが書いたなんて信じたくない自分がいる。


ヒラくんは本当に優しかったから…。


キ「Aは悪くねえよ。だから謝るな」


でも…でも、あの時…学生の時、ヒラくんの言葉に騙されて私はキヨを振ってしまった。


あの時、ヒラくんの嘘に気づいていれば…。


勇気を出して別れる前にキヨにノートのことを聞いておけばこんなことには…。


後悔の念が押し寄せる。


フ「Aちゃん本当にごめん。
あの時、俺が気づいていればこんなことにはならなかった」


『…フジくんは悪くないよ』


こ「取り敢えずヒラ、黙ってないでちゃんと謝れ」


こーすけくんがそう言うとヒラくんは恐る恐る顔を上げた。


ヒ「みんな…本当にごめんなさい」


ヒラくんは涙混じりに謝る。


『…うん…もういいよ…』


キ「ヒラ、お前だけは絶対に許さねえからな」


ヒ「うん…ごめん」


キ「じゃあ、俺もう帰るわ。」

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