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"今日も大人しくしてろ"
翌日、そんなメッセージが届いていた。
結局昨日の夜は誰からも連絡がなくて
沢村が目覚めてないんだろうと思う。
そして、昨日の帰り際に見に行った "絶望団地" 。
暗くてよく見えなかった挙句に静か過ぎて
何かよくない雰囲気がそこにはあった。
A「……」
そして朝から、じっとなんかしてられなくて
学校がダメなら病院に。
唯ちゃんの事は
何かあったら連絡してとは言ったし…
そう思って、昨日の夜
密かにサバカンから聞き出した病院に来ていた。
サバカン「…ぁ、Aさん、おはようございます」
着けば、病室の前の椅子に座って、
サバカンだけがそこに居た。
私に気付いて立ち上がると、
頭を下げて挨拶してくれる。
でも、いつもそれはいいって言ってるのに
なぜか辞めない。
A「…沢村は？」
サバカン「…それが、まだ…」
ガラスの向こうに見える沢村は
頭に包帯を巻いて
目を覚ます気配がない。
目の前のサバカンも、手にギプスをしていて
相当やられた事が分かる。
サバカン「…あの、今日、佐智雄さん達
鬼邪校と蹴り付けに行くって」
A「…うん。聞いた」
"鬼邪校じゃない"
それを言えばいいのか、未だに迷ってる。
普通言うのだろうけど
どうしても、その先で何か知られたらと思うと
怖くて言えない。
サバカン「…ッすいませんでしたッ！！」
ジッと沢村を見ても飽きる気配が無くて
そこで突然、サバカンがまた頭を下げた。
サバカン「俺がもっと強ければッ、沢村さんこんな事にならなかったかも知れないねぇのにッ…
佐智雄さんや小田島さんだってッ…
鬼邪校とやりあう事無かったかも知れないじゃないっすかッ…
そしたらAさんだって小田島さんの心配しなくても済んだんじゃないんすか…？」
いきなり、怯えたように一気に話されて
でもその話は、間違ってて
A「…」
サバカン「すいませんでしたッ！！」
何でこう、そうなるかな。
A「…サバカン」
サバカン「ッ…はい…」
A「違うでしょ。それ」
サバカン「え…」
違うから。
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A - 久しぶりに読み返してみたけどやっぱり面白い。よければ続きも読みたいので書いてもらえると嬉しいです>< (6月4日 20時) (
レス) id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きも見たいです(*^▽^*) (2022年3月27日 12時) (レス) @page33 id: a056ba0898 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 面白かったです！続き楽しみにしてます (2022年1月17日 0時) (レス) @page33 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
あおいそら(プロフ) - みぃー姉さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！そうなんですね、中々書き直してばかりで、そう言っていただけると頑張れます（ ; ; ） (2019年12月18日 22時) (レス) id: fbd68f7f09 (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - 初コメします。傷つけ合ってからずっと読みました！読み進めていくうちに楽しく夢中で読みました。続きが早く読みたくなります。更新楽しみにしてますね(*^^*) (2019年12月18日 14時) (レス) id: b09e3ddd4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいそら
| 作成日時：2019年12月5日 23時
