エピソードオブユー《ハイキュー》 (ページ5)

今日:4 hit、昨日:51 hit、合計:289,166 hit

4 ページ5

エピソード4 ー天然？馬鹿？ー

「いててて……っ」

彼はそう呟き腰を摩っていた

『わあぁぁぁ、ごめんなさい！ごめんなさい！
大丈夫ですか？立てますか？足折れちゃいましたか？！まさか脳震盪！？救急車、、、！』

「えっ、いや、あの/////その……っプシュっっ」

私は焦りに焦ってどんどん顔を近づけて
質問攻めをしてしまった
すると彼は顔を真っ赤にさせ、プシュっと音を立てて
パタッとまた倒れていってしまった。

『きゃぁぁ！！！！！れな！どうしよう！！
死んじゃった？！ねえ私人殺しちゃったの！？
待って！！！君起きて！！大丈夫？！
119！はやく呼ばなきゃ、！その前に人工呼吸か！
よしいくよ…っっ！』

大パニックになり倒れた彼の上に跨り
蘇生法をしようとした直後

れな「ちょちょちょストーーーップ！！！
ストップ！止まれ！A！大丈夫だからっ！」

とれなが私の額を、ペシッと押し彼から離れさせた

『だって、倒れちゃった…っどうしよう…』

泣きそうになってれなに訴えかけると

れな「あんたばっかじゃないの…？こんなので死ぬ
ヘナチョコがどこにいんのよ、現にあんたに至近距離で見つめられてくたばった人はいるけどそれはしょうがないとして。っと」

れなは落ち着いて言うとやっと目が覚めた
オレンジの子に手を差し伸べ立たせる

『良かった…ごめんなさい。死んじゃったかと…』

と頭を下げ謝ると、彼は慌てた様子で

「大丈夫！！大丈夫だからっっ！ね？！」

と言ってくれた
良かったと肩の力を抜いた時だった

プッッ！！！！！ククッアハハ！！！っっ無理！！

といきなり笑い声が後ろから聞こえた。
え、？とまた振り返るとさっきの金髪の人がお腹を
抱えて笑っていた

「ツッキー、笑いすぎだよ…。面白いけどさ」

『ちょっと、何がそんなに面白いの…！』

まだ乾ききっていない涙の目で彼をキッと睨む
するとまた

「ちょっっこっちみ、ないで…っっアハハハ！！！
はーあ久しぶりに笑った、きみ馬鹿なの？アホなの？
いやこれが本当にいう馬鹿なのか…っフッ」

馬鹿？馬鹿？？？え？私がバカ？

聞き捨てならない言葉にハテナマークをチラつかせる

「いや本人分かってないとか…
あーあ笑わせてくれてありがと、ポンコツ」

それだけいうともう笑い終わったのか彼は
教室の方へと戻って行った。

『え…ポンコツ…って…』

彼の言い残した言葉にポカーンとする