エピソードオブユー《ハイキュー》 (ページ30)

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ーエピソード29 嫌味パラダイスー

your side.*･ﾟ

3対3の説明が行われ、
各自アップや、ストレッチをしている

澤村｢よーしじゃあ始めるぞー
月島たちの方には俺が入るから_________｣

日向｢ええっキャプテンが！？｣

澤村さんの始まりの声が聞こえると立ちコートに
入ろうとするとキャプテンという大きな存在が敵チームに入ることに日向くんが驚いている

澤村｢ははは！大丈夫だよ！攻撃力は
田中の方が上だから！でも手は抜かないからな～｣

澤村さんは日向の焦りを落ち着かせるようにいうが
学年関係なく3対3はお互い本気でやるんだと感じる

月島｢あーオホンッ。小さいのと田中さん
どっち先に潰…抑えましょうかあ｣

｢｢！！｣｣

月島｢あっそうそう王様が負けるとこも
見てみたいですよねえ｣

急に咳払いが聞こえると月島くんがわざとまたヤラシイ嫌味を言っていた。先輩にまで向かって言うのか
そのど根性逆に羨ましくなる…。

山口｢ちょっ…ツッキー聞こえてるんじゃ…？｣

月島｢聞こえるように言ってんだろうが
冷静さを欠いてくれると有難いなあ｣

澤村｢月島良い性格の悪さしてるね～～｣

月島｢特に家来たちに見放されて
一人ぼっちになっちゃった王様が
見ものですよね｣

影山｢……｣

山口くんも澤村さんも月島くんの嫌味っぽさに
苦笑いにている
だけど…中学最後の試合影山くんの失敗を私も知っていて、やっぱり月島くんも知ってるんだ

『影山くん…。』

やっぱり悔しくて拳をぎゅっと横で握り締める
シーンとした雰囲気の中、変な声が聞こえた

｢ねぇねぇっ！今の聞いたぁ？？
あ～んなこと言っちゃって、月島クンてばホント、

擂り潰す！！！！！！｣

何故かおかま口調の田中先輩がなにやら気持ち悪い
クネクネとした動きでウフフ～～～と日向くんと
影山くんに話しかけるが、一気に顔がヤクザの様に変わり、ビクッとなる

日向くんも田中さんに合わせベーッと舌を出している
私は日向くんの隣に居て、肩をポンと叩くと

『頑張ってね！たくさん練習したんだから大丈夫！
月島くんなんてぶっ飛ばしちゃえ！！』

日向｢おう！！！！｣

ニヤッと笑いグーの手を突き出すと
日向くんもコツッとグーの手を返してくれる

3対3

ピーーーーッッ

試合開始！！！