〃 ページ20
A.side
「ふーん。で、ある意味職権乱用して強引に連絡先ゲットしたと」
「合意の元な」
あの後、上機嫌で帰ってきた俺を疑った日葵は、
根掘り葉掘り聞いてきた。
此奴の好奇心が動いた以上、隠し事は不可能だということは、もう既に熟知している。
まぁ、1週間は隠し通せたから昔に比べたら成長したか。
「その相川くん？って人、そんなに顔いいの？」
「は？お前顔で選んでんの？引くんだけど」
「うわそれ、Aだけには言われたくない言葉第3位。
……本気なの？」
本気かと聞かれれば、分からない。
胸にあるモヤモヤをどうにかして拭いたかったから、体にアルコールを入れて赤裸々に語った。
「俺といるといつも幸せそうに目をキラキラさせて話してくるとことか可愛いくて、嬉しくて、いやまぁ全部が可愛いんだけどでも、それがファンとしての目だっていうのが伝わってきてクソ腹が立って」
「(急なマシンガン…)」
「それにもしまふちゃんの思う俺と実際の俺が違った時が怖くて、発言ひとつひとつに気を使って、社長や監督と話す時以上にめんどくせぇのにもっと話したいって思ってもうぐちゃぐちゃで。………俺、ただただおかしいのかな」
「……な、泣きそう。
今すぐまふちゃんに国民栄誉賞を与えたい」
「あ？お前なんかが気安くまふちゃん呼びしてんじゃねぇよ」
「ははっ！まあ、それは本気なんじゃないの」
これが恋だとたらめちゃくちゃ厄介だな。
…もう少し告白してきてくれた子には優しくしよう。
たぶん無理だけど。
「Aが本気で誰かを好きになるなんてねぇ。
ってか初恋じゃない？」
「はつ、こい…」
意識した途端に鼓動は高なった。
「…っ次のオフに告白する」
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ちよひめ(プロフ) - 需要あります！次の作品も待ってます。本当におもしろかったです。 (2022年8月22日 10時) (
レス) @page50 id: 7bd8410718 (このIDを非表示/違反報告)
ルム - 最高です 神作品です何回も読んでしまいます！！！更新じゃんじゃんしてください！！！神作品でもう出会えて嬉しすぎます！更新待ってます！！！ (2022年5月30日 15時) (レス) @page35 id: cfcfb7c0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楽流 | 作成日時：2021年12月24日 9時
