ちょっとした荷物 ページ14
Aside
「ただいまー」
玄関の扉を開ければそこには既にまふちゃんがいた。
え、お出迎えとか何事。可愛い。
「お、おかえり…！」
「何食べたいか決まった？」
どこかぎこちないまふちゃんを目の片隅に、
リビングへ向かう。
俺の手料理が食べたいとか言われたらどうしよ。
まふちゃん、結構好きだったよね。
「ん？ この荷物なに？」
「あっそれ、A宛で…」
「見た？」
中身を確認するように小さめのダンボールを振りながら聞けば、ふりふりと首を横に振る。
まふちゃんとまともに会えない日が続いたからいつも以上に可愛く見える。
口角が上がってしまわないよう、舌を噛んだ。
そして、荷物の正体は以前共演者に貸し出したブランケットだった。
ご丁寧に手紙までくれたが、正直くそ迷惑。
一応読むけれど、長ったらしい文章は驚く程に中身が空っぽなんだ。
サラッと読んで丸めてダンボールの中へ突っ込む。
…いいや、このブランケットも捨てよう。臭い。
「さてと、まふ……っど、どうしたの？泣きそうな顔して…」
ま、まさか手紙ぐしゃぐしゃにしたから！？
「な、なんでもない」
「なくないでしょ。…もしかして、荷物のこと？」
「っち、ちがっ！！」
ほんと、隠し事できないのかわいすぎる。
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ちよひめ(プロフ) - 需要あります！次の作品も待ってます。本当におもしろかったです。 (2022年8月22日 10時) (
レス) @page50 id: 7bd8410718 (このIDを非表示/違反報告)
ルム - 最高です 神作品です何回も読んでしまいます！！！更新じゃんじゃんしてください！！！神作品でもう出会えて嬉しすぎます！更新待ってます！！！ (2022年5月30日 15時) (レス) @page35 id: cfcfb7c0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楽流 | 作成日時：2021年12月24日 9時
