VOLUME 152 ページ7
貴「あー、最後のピースを握ってたあの依頼人？へぇ、階段から突き落とされたんだ。まあ丁度良かったじゃない」
安室「今から小学校に向かう。当然、お前も来るだろう」
貴「本当に彼の存在を証明してくれるんでしょうね｣
安室「ああ、僕たちのキライな連中に引き合わせてくれた。間もなく、聞けるさ。いい答えをな｣
貴「そう･･･まあいいわ。
そういう事なら、猫を被ってでも会いに行かなちゃね｣
ゼロの車に乗って着いたのは小学校。薄暗くなってきた学校、明々と照らされた場所は職員室だ。中では、何やら揉めている様子。
神立「その上、妙な探偵らまで雇いやがって」
目暮･高木『探偵？』
神立「あの先生の家に直接怒鳴り込んでやろうと思って跡をつけてたら･･･いきなり胸ぐらをつかまれたんだよ！」
安室「仕方ありませんよ･･･彼女にストーカー被害の依頼を受けていたんですから」
貴「それに女性の跡をつけてる方が色々と問題ですから」
ｺﾅﾝ「(バーボンとロゼだと!?)」
安室「遅くなりました。探偵の安室と助手の瑞希です！」
貴「確か刑事の高木さんにお電話頂いたんですが」
目暮「呼んだのかね？」
高木「彼女の携帯の通話履歴に彼の番号もあったので･･･」
中に入ってすぐ目についた2人。
いつかの銀行強盗でも会ったFBIの女性捜査官。大柄で強面な彼もFBI捜査官だろう。
安室「そちらの2人は英語の先生ですか？」
高木「あ、いや、この2人はFBIの方達で訳あって捜査協力を･･･」
安室「ホォー･･･FBIですか」
眼が変わったゼロ、公安として日本を守る私たちは当然彼らとは馬が合わない。要するに嫌いな相手。
安室「アメリカ合衆国連邦捜査局ってヤツですね。
よく映画やTVドラマでお見かけしますよ」
貴「ああ、あれね。手柄欲しさに事件現場に出ばって来て･･･ドヤ顔で捜査を引っ掻き回し、地元警察に煙たがられて視聴者をイラつかせる捜査官･･･」
｢なに！？｣
強面な彼は顔を険しくした。私の言葉だけでイラついてるわけじゃない、お仲間の赤井が関係してるだろう。
貴「あら失礼。そういうつもりじゃなかったんですけどね」
安室「あ、別にあなた方の事を言ってるわけじゃないですよ！僕達が観たのがたまたま･･･」
｢(コイツらが･･･赤井さんを･･･!!)｣
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