・なんとなく分かってた ページ28
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side ren
初めて俺がAに会った日から何となくこうなる未来は見えてた。いつも慎重な紫耀がこの子に対しては違った事も、俺が楽屋でAの話題を出してしまった時の横顔も。
分かってたけど、分かりたくなくて こうなってほしくなくて、
紫耀よりも早く俺だけのもんになればいいってずっと心のどこかで思ってたのかもしらん。
...まあ、それは叶わんかったけど。
大事な人を見るかのように見つめる眼差しも、俺への当て付けかのように握られた手も そりゃ俺もAのこと大好きやけど、、
嫉妬と同時に こいつならええかなって思ってしまう部分も少なからずある。
そしてそれより気になったのは、やけにAの家に詳しい。
...これってもしや、もう既に付き合うてたりする？
だとしたら俺めっちゃ邪魔もんやん。
初めてAの家に行けるって言うのに嬉しさよりも苦しさの方が先行して、この場から逃げたくなる。
『廉くん、具合悪い？大丈夫？』
紫耀と握った手はそのままで、俺に向ける優しさが今は辛い。
なあA、俺の事好きとちゃうならそんな優しくしないでくれよ。これ以上好きになって二人の仲壊したくないねん。
廉「...別に大丈夫。」
『そっか、ならいいんだけど...。』
いつから紫耀とそういう関係になってたん？とか
俺の気持ちってAにとっては邪魔なもんやった？とか
聞けるはずもなく、ただ悲しくて、Aに冷たい態度を取ってしまう俺はまだまだガキで
あー...どうせ振られるんやったらあの時ほんまにキスしとけばよかったな。
カーッと目頭が熱くなるのはそのままに、どう頑張っても消せない好きだけが残ったまま覚悟を決めるかのように唇を強く噛んだ。
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小松ミナ(プロフ) - すてきなお話で、待つのも楽しみにです(〃ω〃)紫耀くんとのこれからが気になります♡ (2022年12月3日 15時) (
レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - ミナさん» のんびり亀更新ですが...笑 コメントありがとうございます。励みになります！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: d58e5be1a5 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 更新嬉しいです!ありがとうございます (2022年12月3日 6時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 続き楽しみです(๑>◡<๑) (2022年12月2日 22時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぴ | 作成日時：2021年9月6日 18時
