・決心と嫉妬 ページ24
.
side sho
歌番組の収録が終わり俺らメンバーはわちゃわちゃとしながら楽屋に戻る。この後仕事組の岸くん、じん、廉はそそくさと移動の準備を始めていた。
そんな中この後何もない俺と海斗は2人で騒ぎながら
共演者の方に頂いたお菓子を物色し始める。
海斗「これおいしい！紫耀も食べてみてよ！」
紫耀「え、何それ。なんかモゴモゴしてる」
海斗「モゴモゴ？してないよ、もきゅもきゅならしてる」
廉「いやどっちも分からんわ。」
廉は携帯を片手に帰り支度が終わったのか、近くのソファへと腰掛けると俺らの会話に混ざってきた。
最近ずっと携帯肌身離さず持ってるよな〜。
海斗「れーん、また携帯見てニヤニヤしてるの？」
廉「は！？してへんわ！」
ジン「いやたまにしてるよ(笑)無自覚なだけじゃない？」
岸「鼻の下伸びてるよね」
廉「やかましいねん。」
そして岸くんとジンの帰り支度も終わり、あとはマネージャーの迎えを待つのみ。
いつもの見慣れた5人がひとつの場所へと集まった。
紫耀「女でも出来た？」
廉「さあね。ナイショ。」
海斗「なにそれーなんかやらしーい(笑)」
この時はまだ廉の恋愛話には耳半分 心3分の1程度にしか興味持ってなかったけど、
ジンの口から驚く言葉が発せられて 食べてたお菓子を吹き出しそうになってしまった。
ジン「Aちゃんだっけ？会ってるの？」
廉「おい！おま、なんで名前知ってんねん！」
ジン「ちょーどラインの返事返ってきたの見ちゃった〜♡」
廉「ふざけんなマジで(笑)」
…え、今Aって言った？俺の空耳？それとも同姓同名…？？
ジンが発した名前は正しく俺が今想いを寄せてる人の名前で、
今どき珍しい名前って結構増えてるし、ワンチャン同姓同名かも
って、思ったりもしたのに
廉「てか紫耀も知ってる人よな？Aって。」
紫耀「え？」
廉「この前コンビニで会うたやん。」
紫耀「…Aちゃんが、どうしたの？」
心臓がぎゅうって締め付けられてるみたいに痛む。
まさか、廉が最近携帯見てニヤニヤしてた原因って、、
Aちゃん、だったりする？？
廉「あの子とたまたまあの後会って、」
聞きたくない、かも。
廉「連絡先交換したんよ。」
紫耀「…へえ。」
廉「…ん？どうしたん紫耀。なんか怒っ」
紫耀「いや怒ってないよ。」
ふつふつ、湧き出す嫉妬心と焦り出す心。
やばい俺今、まじで余裕ないわ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小松ミナ(プロフ) - すてきなお話で、待つのも楽しみにです(〃ω〃)紫耀くんとのこれからが気になります♡ (2022年12月3日 15時) (
レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - ミナさん» のんびり亀更新ですが...笑 コメントありがとうございます。励みになります！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: d58e5be1a5 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 更新嬉しいです!ありがとうございます (2022年12月3日 6時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 続き楽しみです(๑>◡<๑) (2022年12月2日 22時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆぴ | 作成日時：2021年9月6日 18時
